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アズール「………… おや、目覚めましたか。
気分は如何です？」
心配そうに私を見つめてくるアズールに、私はそっと微笑んだ。
フィリウス「…… 大丈夫です。
お手伝いするって言ったのに、眠っていてすみません。」
そう謝ると、アズールは優しく頭を撫でてくれる。
アズール「構いませんよ。これから頑張っていただきますから。
フロイド、簡単に給仕のやり方を教えたら、フィルをホールに出してください。」
フロイド「…… んー、わかった〜。」
フロイドは私に給仕のやり方を教えてくれる。
成程、商品を的確な席に運べばいいのですね。
勝手は違いますが、家の使用人と似たような事をしろ、という事でしょう。
フィリウス「…… はい。理解しました。
えっと、頑張ります？」
フロイド「心配すんなよ。オレが近くでちゃんと見ててあげる〜。」
頭を撫でながら、私の緊張を解してくれた。
そして、私は初めての給仕をする事になる。
*******
ホールに行くと、既にたくさんの生徒。基、お客様で賑わっていた。
フロイド「……まあ、気楽にやっていいから。」
そう言って、少し離れたところでお仕事をするフロイド。
すると、早速ジェイドに声をかけられる。
ジェイド「…… 嗚呼、そこのメイドさん。
これを五番テーブルのお客様へ。気を付けてくださいね。」
フィリウス「…… はい、呼び方は心底気に食わないですが、かしこまりました。」
………… お前達がその気なら、こっちだって考えがあるからな。
そう思いながら、商品を手に持ち、五番テーブルへと運ぶ。
そして、私は満面の笑みと、少し女性的な声で接客を始めた。
フィリウス「お待たせ致しました、お客様。
こちら、お品物になります。御注文の品は以上で宜しかったですか？
…… かしこまりました。では、ごゆっくりどうぞ。」
予想通り、男子校で男しかいない空間で、居るはずも無い女性の様な服装の人間を目にして、お客としてきている人間たちは一斉に私を見る。
そして、どうにかして異性と話がしたいという欲望に駆られた人達が、続々と私に声をかけてきた。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
