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フィリウス「後で叩き込みます。
それまで少しお黙りなさい。」
すると、フロイドは本当に黙った。
…… 私の身体を後ろから抱き締めながら。
それを見て、エースさん達はぽかんとしている。
フィリウス「…… 昔からこういう子なんです。
気まぐれで掴み所がなくて、他者をいじめるのが好きな癖に、嫌いと言われると途端にしおらしくなる。
………… ほんと、困った子ですよ。」
そう言いながら、私は優しくフロイドの手を撫でる。
デュース「なんと言うか、凄く仲がいいんですね。」
エース「と言うか、良過ぎじゃね？」
ユウ「何だかカップルを見てる気分ですね。」
それは私の容姿が女っぽいからですか？んん？？
まあいい。聞かなかったことにしておこう。
取り敢えず、私達はお昼を一緒に食べることにした。
エースさんとデュースさんはハーツラビュル寮。
グリムさんとユウさんは、オンボロ寮という所らしい。
しかも、ユウさんは訳ありで、なんでもこの世界の人じゃないとか。
元の世界へ帰るのを探しつつ、魔法士として立派になりたいグリムさんと一緒に勉学に励んでいるとか。
フィリウス「大変ですね。故郷に帰れないだなんて。
私でよければ、なんでも言ってくださいね。お手伝いします。
何て、私もこの学園に入学した意味、よく分からないんですけど。」
わりとありのままに話してくれる皆さんに、私もひとつ、打ち明けることにした。
そう、【魔法が一切使えない】事を。
すると、少し親近感を抱いてくれたユウさんが、魔法を使えない同士の困った話で盛り上がった。
うわぁ、こんなに話があったのここに来て初めてだよ〜。
フィリウス「…… ユウさんとは、いいお友達になれそうです。」
ユウ「自分もそう思ってました。」
そう言いながら二人で微笑みあっていると、突然間にグリムさんが割り込んでくる。
グリム「二人だけ楽しそうに話しててずるいんだぞ！」
フィリウス「あはは、ごめんなさい。つい。」
そう言ってグリムさんの頭を撫でる。
うわ、ふわふわ。気持ちいい〜
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年5月25日 17時) (
レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルビリオン | 作成日時：2020年5月25日 1時
