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気が付くと、私はマレウスさんのベッドに横になっていた。






しまった、寝てしまっていたか。











そう思いながらベッドから出ようとすると、妙な感覚に気が付く。







身体が思うように動かない。






また、誰かの魔法かな。





そう思って少し首を捻ると、目の前にマレウスさんの綺麗な顔があった。







フィリウス「ひゃっ!?」







思わず大きな声を上げてしまった。




ひぇっ、面が良い………… 綺麗……




そう思っていると、マレウスさんは目を開けた。




マレウス「おや、お目覚めかな?




驚いたよ、部屋に戻ってきたら君が床に倒れ込んでいてね。


何事かと思って抱き上げたら、気持ちよさそうに眠っていたんだ。

きっと、心地よい疲労感で眠ってしまったんだね。とても愛らしい寝顔だったよ。」




そう言いながら私の頬を優しく撫でてくるその手つきに、ふと、ある人を思い出した。








って言うか、よく見たらマレウスさんが思い切り私を抱きしめながら寝てるじゃないか。





だから身動きが取れなかったんだ。







フィリウス「おはよう、ございます?」



疑問形の挨拶に、マレウスさんはまた笑顔になった。






マレウス「…… ああ、おはよう。




今日から君の新しい生活が始まる。僕は、寮長だからね。


君の生活を手伝ってあげよう。感謝するといい。」





そういえば、何だかんだでここって何なの?



全然、誰も説明してくれないから何も理解出来てないよ。







私は思いきってマレウスさんに全てを聞いてみた。









最初は凄く驚いていたけれど、全部を一から説明してくれた。







簡潔にまとめると、




ここは、ナイトレイブンカレッジ。


優秀な魔法士を育てる教育機関。いわば学校のようなもの。





魔法士としての資質を見出されたものが黒い馬車に導かれ、ここに入学してくるのだと言う。













だけど、ここで一つ問題が起きた。





























私、魔法が【使えない】んです。

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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時

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