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結局全然飛べなかった………… 。アズール達に教えてもらおう……。
次の教室に移動していると、いきなり後ろから腕を掴まれた。
フィリウス「ひえっ!?」
振り向くと、昨日学園長に退学を宣言されていた生徒らしき人の一人だった。
デュース「す、すまない。いきなり腕を掴むのは、良くなかったな…… 。」
深々と頭を下げて謝られるので、取り敢えず顔を上げてもらう。
フィリウス「な、何か御用でしょうか?」
デュース「貴方が、壊れてしまったシャンデリアの魔法石を直した人、ですよね?」
何故か少し頬を染めながら言うその人に、私は頷いた。
デュース「嗚呼、やっぱり。
貴方のお陰もあって、退学を免れました。ありがとうございます!」
フィリウス「そ、それは良かったですね。」
デュース「是非、今日のお昼を奢らせて下さい!
他の奴らも、礼が言いたいと言ってたので。」
彼の迫力に圧倒され、私は流れで了承してしまった。
授業が終わり次第迎えに行きます!と叫びながら、彼は嵐のように去っていった。
何か、とんでもない人達を助けてしまったかも……
*****
本当に迎えに来た………………
しかも、二人と毛玉を連れて…………
エース「おー、アンタが…… って、危うく怪我負わせそうになった人じゃん…… 。
ってか、超びっくりなんだけど。ここ、男子校じゃなかったっけ?」
グリム「めちゃくちゃ綺麗な女なんだゾ〜。」
フィリウス「……………… 男です。」
何でそんなに女に見られるのかな。髪の毛か?髪が長いからなのか??
そろそろこのやり取り飽きてきたよ…………
見知らぬ三人と毛玉に囲まれながら食堂へと向かう。
うう、そんなジロジロ見るなよ、男だってば……
そう思いながら俯くと、遠くからドスドスと足音が聞こえてくる。
まさかと思い見てみると、あからさまに不機嫌な顔のフロイドが走って来た。
フロイド「お前らオレのフィルに何してんだよ、あ?」
フィリウス「何もされてないから。ちょっと黙っててちょうだい。」
全く、本当にお前達は過保護なんだから。
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アイ(プロフ) - ほんとにこの小説が好きになりました!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年5月25日 17時) (レス) id: 55b4dc7f28 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - ぇぇえええめちゃめちゃ好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 51d12970b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年5月25日 1時