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鴉「竈門炭治郎ォ!嘴平伊之助ェ!我妻善逸ゥ!







至急、水柱 冨岡義勇ノ応援ヲ要請スルゥ!!」















…………………… ぇ、







兄様に、……………… 何か、起きたの?







僕は、気が付いたら胡蝶様の所へ走り出していた。





熾勇「…… っ、胡蝶様っ、!




兄様っ、何か任務で問題でも…… ッ!」





不安でいっぱいで、泣きそうになっている僕を見て、胡蝶様はほんの少しだけ微笑んだ。





しのぶ「………… 周辺の鬼の数が想定より多かった様で、苦戦を強いられているそうです。



大丈夫です。冨岡さん水柱ですし、それなりの実力だってあります。


それに、応援を要請したのは、きっと鬼が分散してしまったからだと思います。

だから、熾勇君はここで帰りを待ちましょう。」





そんな事、なんの気休めにもならない…………










兄様っ、イヤだっ………… 兄様が怪我をするのも、苦しい思いをするのも。

















どうして、僕は兄様のお傍に居られないの?







今すぐ、兄様に会いたい………… 不安が消えない










そう思っていると、急に禰豆子様が僕の頭に手を置いた。







禰豆子「うぅ?うぅー、うぅっ!」








……………… 嗚呼、優しい子だ。





僕の不安に気がついて……





すると、今度は竈門様が僕の元へやってきた。




炭治郎「…… 今、貴方からとても苦しそうな匂いがする。



義勇さんのことを大切に思っているんですね。




大丈夫です。必ず義勇さんと一緒にここへ戻ってきます。だから、俺達に任せて下さい。」








真っ直ぐな瞳で、曇りのない瞳で、常人が放てば薄っぺらい言葉が







何故かすごく重みのある言葉に感じた。







………… 兄様の、弟弟子。







少しだけ、信じて、やろうかな。









熾勇「これを、持って行って。必ず役に立つから。」







僕は、赤い御守りを竈門様に差し出した。




熾勇「絶対に紐を解いてはいけない。




窮地に追い込まれたら、それを強く握り締めて。


そうすれば、きっと助かるはずだから。」







竈門様は力強く頷き、禰豆子様達と共に兄様の元へと走り出していった。

捌→←陸



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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年4月17日 10時

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