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冨岡義勇side










しまった。俺とした事があんな安易な罠に引っかかるとは。





想定より多くの鬼を分散させてしまった。



………… また、帰りが遅くなってしまうな。






残党を探しているうちに、妙な気配を感じる。





………… 成程。囲まれたか。いや、おびき出されたのか?








散り散りに散ったと見せかけて、俺をここまで連れ出し囲い込んだのか。






面倒な事をしてくれる。










一斉に飛び出してきた鬼の群れを、俺は次々に切り伏せていく。








だが、切り伏せても切り伏せても鬼の数が減ることは無い。







おかしい。先程から斬った感覚がない。











どうやら、厄介な血鬼術に引っかかってしまったらしいな。







恐らく、幻覚を見せる類のものだろう。



どこかに術者がいて、その鬼をどうにかすれば大丈夫なはずだ。







しかし、この幻影の鬼達の攻撃はこちらに通る様だ。




厄介だ。早めに元凶を叩かなければ。








俺は術者の鬼を探す為、周りの幻影たちの排除は最小限に止めようとした。






だが、切り伏せなければ増えるばかりで何の解決にもならない。








こうして疲労したところで術者が出てきてくれるとありがたいのだが、流石にそうもいかないようだ。




じわじわと体力と精神を削られていく。






歩みを止めてしまえば、きっと殺られてしまう。






考えろ、打開策を。








思考を止めるな。

















その時、目の前に不敵に笑う鬼が現れる。







これが術者か。








そう思った刹那、俺は頚を斬る。










だが、その鬼は霞の様に消え去った。









まさかと思い背後に視線をやると、そこには俺を嘲笑う鬼の姿があった。












義勇「しまっ………… っ!!」









咄嗟に身体の軌道を逸らしたが、それでも足に一撃をくらってしまった。







………… 拙い、足が思うように動かない。














すると、鬼は俺の首を掴み、持ち上げる。


















気道を塞がれ、だんだんと意識が薄れていく。

















……………… っ、あにうえっ、

玖→←漆



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作者名:アルビリオン | 作成日時:2020年4月17日 10時

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