花のエルフ

ミッドガルドにはなぜ？ ページ5

ナ「それで、Aはなぜ地球に？」

『狙ってきたわけじゃないの

国の抜け道を見つけて、そこを通って国を出たら
ミッドガルドにきてたの！

多分、直前にミクのこと考えてたから！』

パ「ミクって？」

『ミクだよ！人間はいつも食べてるんでしょ？

何かの生き物から取れるって聞いたけど
エルフは花しかたべないの
もううんざり！

美味しくないし、生まれてからずっと
ずっと花ばっか食べて、、本当にもう』

ク「もしかして、肉か？」

『そう！それ！！』

ク「はっはっはっ！！

お前、肉が食いたくて地球に来たのか！」

ブ「本当に？前回来たやつは王になろうとした」

『王に？その人馬鹿ね

王なんて、なりたいと思ってなるものじゃない

他の者がその者に希望を見出した時

初めてその者に王の資格が生まれるというのに』

ソ「！！

やはり、聡明だ！

寝物語で聞いた通りだ！」

『そりゃ、10億年も生きていれば
色々考えも浮かぶよ

だからこそ思ったの

ずっと国にいても意味はないって』

ト「じゃあ、支配も戦もなしか？

そりゃいい、肉ぐらい食べさせてやるさ」

『ありがとう！！

トニーは優しいね！

これあげる！』


(Aが手から黄金の花を出す)


ト「！！こ、これはなんだ？」

『何って、花だよ！

アルフヘイムでは、褒美にこれを渡すの！』

ソ「！！本物か

初めて見たな

傷を癒し、病を治す

アルフヘイムの黄金の花！」

ク「どうせ、お伽話だろ」

『ううん！見てて！』


(Aが自分の腕を髪飾りで突き刺す)


パ「な、何してるんだ！

血が！大丈夫？！」

ブ「血液が、金色だ、、、」


(Aが黄金の花を食べ傷が治る)


『ほらね！みんなにも、ほら！』

ナ「ありがとう、でもそう簡単に渡しちゃダメよ

これは特別なものでしょう？

褒美で渡すくらいなんだから」





『だって、ミッドガルドにきて
何もわからない私を助けてくれて

心の優しい人たちだってことでしょ？』

捜索開始→←人間がいっぱい、神が一人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す