私、７人兄弟の長女です！２【stpr】

ごじゅうごー ページ6

【colon.side】





突然のお姉ちゃんとの別れ。






本当はすごく寂しいし





悲しいし





今すぐ会いに行きたい。







でも止めていれば…という後悔はなかった






だってお姉ちゃんは約束してくれたから。






お姉ちゃんが約束破ることなんてないってわかってるから。







でもやっぱり家に入ってからは中々寝付けなかった。







リビングで気を紛らわすためにゆっくりとゲームしていると







「あれ、ころちゃん早いじゃん」






莉犬お兄ちゃんが眠そうな顔で入ってきた






言ったほうが、良いよね…







でも中々声に出せなくて







きっと言ったらお兄ちゃんや弟達は大泣きすると思うと何も頭に出てこなくなった








「ころちゃん、何かあった？」






僕の様子に気づいたお兄ちゃんはそう言ってリビングの大きな窓のカーテンを開けた








今がチャンスかもしれない







これは言っておかないと駄目だ








「あの、ね…」







お兄ちゃんはさっきの話を静かに聞いてくれた







そして声を出さずに静かに泣いた







あの時起こしてあげれば良かった







そしたらこんな空気になることなかったかもしれないのに








そんな事を考えているとお兄ちゃんは急に僕を抱きしめた








「信じよう、お姉ちゃんならきっと約束破ったりなんかしないから。」









そう言ってにこっと笑った







それからなーくんやさとみくん、ジェルくんやるぅとくんにもきちんと2人で話をした









やっぱり泣いちゃったけど最後には全員同じことを口にした









「お姉ちゃんは約束破ったりしない」








お姉ちゃん





本当に皆お姉ちゃんが大好きなんだよ






絶対にこの家に戻って来てね






僕達はいつでも待ってるから。







また７人で







いや






９人で笑いあえる事を願って＿＿＿＿。

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