私、７人兄弟の長女です！【stpr】

さんじゅういーち ページ32

【you.side】




「みんなーお花見行こうよ！」




そんな声が聞こえ、スマホから顔をあげるとお花見セットを持って満面の笑みを浮かべた長男がいた







お花見かぁ…





楽しそうだ





『はいはい！私行きた…「バナナー！」』





ころんに声を遮られた長女です。





っていうかなんでみんな行きたくさなそうなの？！






しばらく様子をうかがう事に。






「花よりバナナかな」





「花より俺かな」




とか言ってお花見を拒否する弟達。





さすがにななが可哀想です。






ここは姉である私が。







『そうだなな〜、2人でお花見行こうか〜』




「え、ほんと！？お姉ちゃん一緒に行ってくれるの！？」






目をキラキラさせて私を見つめるななは天使以外の何者でもない。







『いいよ〜！そうと決まれば出発しようか！2人で！』






「うん！！」







私とななはそう言って玄関に向かおうとすると







「やだやだ！！俺たちも一緒に行くもん！！」






どした次男






「おいころん！！加勢しろ！！俺たちも花見に行くぞおおお！！」






「うおおおお！！ばななああああ！！」





「ロボットるぅと！！！俺らも加勢すんで！！！」






「わかりました！！！！」







そう言って私とななの服を引っ張る弟達







『痛い痛い痛い！！！わかったから！！みんなでお花見行こう！！！』







「「「「うおおおお！！行くぞおおお！！」」」」









「『……』」

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