横浜の超絶美少女は碧棺左馬刻に溺愛される

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そんな考えが過ぎり、ついボーっとしている所に左馬刻の車のクラクションがなった

「おかえり」

『ただいまっ☆』

家に着いた訳じゃないのに発せられる“おかえり”

左馬刻の居る所が私の帰る所

って感じで暖かい気持ちになる

車の中を見ると銃兎と理鶯も乗っていた

「さァ、シンジュク行くぞ」

『はーい』

「なんか久し振りだな、A」

「小官も寂しかったぞ」

『私も寂しかったよ、って小官“も”？』

「銃兎も寂しかったという顔をしている」

『ふはは、そーなんだ？』

「理鶯っ！！変な事言わないで下さい」

一連のやり取りを見た左馬刻は嫉妬しちゃったのかな？

私の腰に腕を回し、自分の方に引き寄せると優しいキスをした

「俺の女口説いてんじゃねぇよ」

「……はァ、悪かったな」

反論すると面倒臭くなる事を悟った銃兎は、両手を上げて降参の姿勢を見せた

「A、お前もそんな簡単に口説かれてんじゃねぇ」

『嫉妬魔 左馬刻様の仰せのままに』

「はっ、おーよ」

学校の前に車を停めてだべって居るからか、生徒達が周りに超群がっとる……

「ホントに碧棺左馬刻だ！！！」

「入間銃兎と、毒島メイソン理鶯も居るぞ！」

「菅原……付き合ってる騒動本当だったのか…」


「っるせェ輩だな」

「まァまァ落ち着け」

「小官の作ったドリンクを飲むか？」

「いや、大丈夫だ」


確かにうるせぇな……

『宥めてくる？』

「や、もう車出すぞ」

「左馬刻！それは危ねぇ」

「窓から一応言うわ」

うん、当たり前だからね？？

凄い危ないから！

煙草に火をつけて、いつものように私に吹き掛けると

窓を開けて煙草を吸う手と、顔を出した

「てめぇら邪魔だ。車出すから退けや」

人を殺せる威圧に負けた生徒達が数メートル離れると、左馬刻は満足したように銃兎に車を出させた

「なぜあんなに集まるんだ？」

『私が美少女でモテモテだから、後、単純にMAD TRIGGER CREWが人気だからだよ』

「最初のはどういう事だよ」

『事実！！』

「へ〜〜〜？」

『何 その反応！？』

左馬刻の反応は不服だが、まァ良し

シンジュクに向かってる訳だから 勿論シンジュクdivision代表 麻天狼 の事を考えるんだけど

ヤバい 一二三と独歩との楽しい思い出しか出て来ないっっ！

寂雷先生にもお世話になったし……


無論 シンジュクにいいイメージを抱いていたってヨコハマを応援するけどっ☆

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