横浜の超絶美少女 実は超強かった

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左馬刻はスマホを取り出したかと思うと何件か電話を掛けた。

「おめぇ家事はできるか？」

『伊達に一人暮らしやってませんから( ･`ω･´)』

ドヤ顔でそう返すと左馬刻は

口角を上げた

あ、ここは全く出来ませんと言うべきだった。

どん底で後悔していると左馬刻が思いの外優しい口調で告げた。

「家事全般はお前がしろ。その代わり、食事費、生活費、部屋、衣類。おめぇの欲しいもの必要なものは俺が全部揃えてやる。だから右腕と嫁やれや」

え…？何その神条件

『ありがたく嫁引受させて頂きますっ！』

「「は…？」」

私には二つしたの弟がいる。

家族はそれだけだ。

親も姉も私の前から消えていった。

唯一無二の弟を失いたくない。その一心で、バイトを詰め込み金を稼げば弟につぎ込んだ。

ハッキリ言ってその生活は苦痛だった。

てか、ちょー、辛いよ

だから私の分の費用を負担してくれるのはとてもとても有難いっ！

嫁のフリするぐらいなら余裕デショ。多分


銃兎と理鶯に少し引かれる中、私は年齢=彼氏無しのクセにヨコハマ代表リーダー碧棺左馬刻の(仮)嫁に成りました。


意外に楽しくなりそうと思っているのは内緒。

だって絶対調子乗るもん

「A。俺達のチーム名は言えたが他のチーム名はいえるのか？」

突然の銃兎の質問に少し戸惑いながらも

『多分言えるけどなんで？』

と左馬刻から渡された書類に目を通す。

「ヨコハマ代表リーダーの嫁がチーム名言えなかったらダメだろ？」

と、当たり前の事を言われる。確かにそうだね。流石に間違えたら失礼きまわりないわ。

今の社会の情報に関しては疎いんだよなァ…

指を折りながら思い出す

『確か、イケブクロがバスタブブロックで、シブヤがフライングビュフェ、シンジュクが待てんよー。じゃなかった？』

全部覚えてた…奇跡！

左馬刻達の方を見ると腹を抱えて大爆笑し左馬刻と銃兎に至っては煙草でむせ返っていた。

『え？なんで笑ってるの…？』

どこがおかしいのさ…一通り大爆笑の渦が通り過ぎると理鶯が訂正しながら説明してくれた。

「A。イケブクロはBuster Bros、シブヤはFling Posse、シンジュクは麻天狼だ」

Buster Brosとバスタブブロック

Fling Posseとフライングビュフェ

麻天狼と待てんよー

やっばい。超恥ずかしい

それに私ドヤ顔したじゃん…！？

穴があったら入りたい…穴掘ってやろうか

「A…貴方って人は…本当に可愛いですね」

誰か私を埋めてくれ…

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