横浜の超絶美少女 実は超強かった

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ヤクザに捕まるぐらいなら韓国ドラマ諦めて遊びに行けばよかったァァァァァァ

『私裏の仕事なんて出来ませーん、てことでここで良いから下ろしてよ』

「ここで下りても良いが…俺から逃げられると思うなよ？」

そう言うと私の腰に腕を回し引き寄せる

顔近い。

イケメンが目の前に居るとかのぼせる。

その美しい紅い瞳に吸い寄せられるように…

ん？

吸い寄せられると言うか

近寄ってるンだけどっ！？

流石に恥ずかしい…自分の顔が熱くなっていることから相当赤面している事が分かる。

「顔あけぇなA。俺様に見蕩れてんのかァ？」

挑発的に笑ったのが、かっこよかったんだけど、様になってたけど、ムカついたので

『左馬刻こそ、私の顔見たくて近付いたんじゃないの？』

と、更に顔を引き寄せ哂った。

左馬刻は少し呆れたかのようにため息を付くと煙草を取り出し火を付けた。

「おめぇ天然か？」

『綺麗だねと可愛いねと天然だねは良く言われる』

「フッ、そうかよ」

「マジかよ…凶器だな」

左馬刻なんで苦笑いなの？ねェ…

メガネの人…は失礼か。

さっきから銃兎って呼ばれてるし銃兎なのかな？

銃兎も苦笑いをすると「ついたぞ」と紳士にドアを開けてくれた

『ありがとう…ございま、す？銃兎…さん？』

疑問形多過ぎだろ←自分で言ったくせに

「銃兎で良いですよ。敬語も使わなくて大丈夫です」

良かったー、敬語苦手なンだよね。社会で絶対生きてけない奴だけど。

『ありがとう。銃兎もさっきの口悪い方で良いよ。そっちのが楽だし』

「嗚呼…そうか？じゃあ有難くそうさせて貰う」

「おせぇっ！早くしろや」

『ガキ…ゔゔン。幼稚園児かよ』

思わずガキと言いそうになったのを、もう言っちゃったけどね。言いそうになったのを咳払いでかき消すと銃兎が私の顔を見て

「そこはガキって言っていいんじゃないか？」

と言い、左馬刻の顔を見て嘲笑った。

銃兎と顔を見合わせ爆笑し合うと

「てめぇら…潰されてぇのか？ならその願い叶えて殺るぞ」

まァ怒られるよね…左馬刻絶対短期だもん。

「stop stop stop。落ち着け」

発音良…どこかの外国人かよ…

英語のテストとかは余裕なんだけどspeakingになると評価最低なんだよね。

最初の自己紹介とかで相手に超笑われるんだけど、失礼じゃない！？

私の永遠に続くであろう現在進行形黒歴史は放っておいて、事務所に踏み込む

染み付いた煙草の香りと彼等が付けているんだろう、香水の匂いが鼻を擽った。

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