横浜の超絶美少女 実は超強かった

【25】 ページ26

『Go to シブヤ！！』

「着いたぞ」

『…Go to 乱数の店！！』

「ああ、行くぞ」

シブヤに着いてテンションが上がっております

スカウトされちゃうかもなっ☆

「スカウトされそうになったら縛る」

『はァ…？真昼間から何言ってんの？』

「縛るっつーのはおめぇの事好きになったヤツだけだ」

『左馬刻サン、それただの脅迫ちゃいますねん…』

「俺様は間違った事言ってねぇ。さっさと乱数ん所行って帰って今度こそたっぷり“お仕置き”してやるよォ」

『お仕置きは遠慮するっ♡』

「拒否権ねェぞ」

くっそォォォォ

こやつ本気だ…お仕置きをされるのはいや……じゃないけど、

結局嫌

矛盾…

「おい、自称ヨコハマの美少女」

『それは私の事かなっ！』

「ああ、おめェの事だ。着いたからちゃんとしやがれ」

あ、マジすか…改めてモデルとなると、ドキドキしちゃーう

ぶりっ子はやめて、モデルって何すりゃ良いのさ

「A」

『ん…？……ちょ、ど阿呆』

「印が消えたら毎回付け直すからな」

私の首に噛み付き歯形を付ける左馬刻

『愛する女に傷付けてますけど〜』

「傷じゃねェよ。Aを俺様だけの身体にしてるだけだ」

エ(((

だって言葉遣いがエ(((

分かった言うのは諦める。言葉遣いがあれな感じだったデショ！？

「あーっ！Aオネーーーーサンっっ！！久し振りっ！…ゲッ、左馬刻」

『乱数っ！久し振り』

「よォ、久し振りだな、乱数」

「久し振りだねっ、左馬刻！Aー、シブヤに着いたなら連絡してよね！お出迎えに行くよーっ」

『次からそうしようかな…』

「次ィ！？」

乱数可愛いな…その可愛さを分けて

切実な願いなんだよ

これはいつか叶えよう、うん

私達だけの世界に入ってるけど乱数の後ろにいるイケメン二人は誰？

今日の為に呼ばれたモデルかなんかか？

「乱数の言ってた女性がこの方ですか…」

「艶かしいの意味は知らねェが普通に可愛いじゃねェか」

早速褒められてるー、huhuhu

私が一人でニヤニヤしていると、聞き耳を立ててたのか知らんが左馬刻が二人に噛み付いた

「俺の女に手ェ出すんじゃねェっ」

『耳元で叫ぶなよ…』

そう言いながら私を自分の方に引き寄せる左馬刻に身を預けながら乱数と後ろの二人の方を見て微笑んだ

「小生の名は有栖川帝統。しがないギャンブラーです」

「嘘つけ！俺が有栖川帝統だ！こいつは夢野幻太郎。小説家だぜ」

【26】→←【24】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す