ファンミ帰りだったのに2

77:女子会 ページ29

女子会も中盤になり、話はお仕事関連のことになった。
机の上のお菓子がどんどん減っていく。


春歌「皆さん、お仕事はどうですか？」

林檎「そうねぇ…アタシはもっぱらバラエティか雑誌の撮影、歌ね」

友千香「あたしもそんな感じ。たまにドラマとかかな。
でも、Aさんって多趣味？だから色んなジャンルのお仕事来てますよね。確か絵の描き方講座みたいな番組も持ってましたよね？」

A「そう…だね。
学生時代に色んなことに挑戦してたからね。
そう言う春ちゃんも、今度ドラマのメインBGMを担当することになったんだよね？」


そうなんです、と嬉しそうに頬を染める天使。
ギャンかわ。
友ちゃんも林檎ちゃんも癒されますって顔してる。
多分私が1番顔緩んでる。


友千香「あ、さっき春歌が言ってた明日の打ち合わせってそのこと？」

春歌「はい！…でも、打ち合わせはちょっと遠いところであるから明日は早起きしなきゃいけなくて」

林檎「あら、大変ね…
ハルちゃん大丈夫？たしか方向音痴じゃなかった？」

春歌「…だ、大丈夫です！地図アプリ使って行くので！」


両手をグーにして力説するも、説得力は無い。
私が知ってるだけでも2回ぐらいは迷子になってた気がする。不安だ。

と、いい案が浮かんだ。

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