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ジスくんとギュリンさんは私がミンハオと居酒屋で喧嘩してたところを見ていた。
だから心配で、気を遣ってカトクをくれていた。
今だってその喧嘩した張本人と昼食を食べているから心配で話しかけてくれたに違いない。
ジスくんは、そんな人だ。
そんなジスくんと付き合っているギュリンさんだって優しい人に決まっている。
なのに私、すごく自分勝手なこと思った。
私って、こんなに性格悪かったっけ。
カレーライスが美味しいとかまずいとかじゃなくて、無味になった。
「ねえもう食べないの?それ」
『え』
いきなり隣からスプーンが伸びてきて残り数口だったカレーライスを一気に持ってかれる。
そのままパクリと一口で食べて、
「あ、意外と美味しい。ご馳走様」
と言って自分と私の分のトレーを持って席を立つ。
え……ていうか………
『カレーまだ食べるつもりだったのに!!!!』
私は席を立ってあいつの元へ駆け寄る。
あまりにも一瞬の出来事すぎてジスくんとギュリンさん、そしてミンギュとソクミンまでがぽかんとして私達のやり取りを見ていた。
『ねえ返してよ!カレー!』
「無理、もう胃袋へ収まった」
『何なの!もう!』
そのまま私達は元の席に戻ることなく食堂を後にした。
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るちこ(プロフ) - ああああああああハオちゃんんんんんんんんんちゃんんんんんんんんん (11月10日 4時) (レス) @page46 id: c87158ddcc (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃ(プロフ) - え、最高すぎないんか、ほんとてんさい、はあ、もう余韻が、ありがとうございます。 (6月17日 23時) (レス) @page46 id: 431dcc5ea7 (このIDを非表示/違反報告)
ここここ(プロフ) - 伏線回収やばすぎて鳥肌でした…一気読みしてしまいました…楽しすぎました…主最高ですありがとうございました (5月21日 13時) (レス) @page46 id: 4b95013bd6 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - こんなに素晴らしい物語は初めてだ!! (2022年10月17日 20時) (レス) @page46 id: dc7d3a4bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ぢゃぬん - ハオが‥純愛すぎて‥文字だけなのにむっちゃ照れました‥!神です‥ (2022年9月25日 22時) (レス) @page46 id: 6ab475b0f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sumi | 作成日時:2018年3月10日 0時