7年目はじっこアイドル

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Prrrrrrr....



メンバー「「「 もしもし！？ 」」」



急にビデオ電話に切り換わり、画面には目が真っ赤になっているメンバー達が映っていた。




『も、もしもし…』



私の様子をみてメンバー達は泣き出した。


メンバー1「うう…よかった…よかったよお…」


メンバー2「ごめん…ごめんねA…もっと私たちが気付くべきだったのに」


メンバー3「Aが私たちに頼ってくれていたんだから私達が支えるべきだった…」




そういってうわんうわんと泣く。


するとマネージャーが代われと言って画面に映し出された。



『え？何その隈！？寝てないの！？』


ﾏﾈ「ばかやろー！！うう…お前がそんな状態でいる中寝れるわけないだろうぅ…皆無睡眠だこのやろー…」




皆が泣きながら

よかった、ごめんね


と私に言う。



『私こそ…心配かけてごめん』



気を許した瞬間に涙が出てきそうだ。

去年も同じことを思ったけど、



このメンバーでAコンの大賞を獲りたい。




『私もメンバーもマネージャーも、ファンも、


みんなで頑張ろう。これからも、Aコンも』






そうして私達…

新生wincは更に団結したのだった。









ﾏﾈ「とりあえず今日一日はまだ入院してろよ、明日退院だから」


『はいはいわかりましたー』


ﾏﾈ「ぜっっっったい抜け出したりすんなよ！！」




そう言って切られた電話。

どれだけ信用されてないんだ私は…





そういえば、LINEどうなってるかな。

そう思いLINEを開いた。

そこにはものすごい数の通知が。

友達や家族からも勿論来ていたのだが一番多いのは…


『ホシくん…』


クォン・スニョンテレビのニュース見た、大丈夫だよね?


クォン・スニョン電話に出れないくらいなの?大丈夫?


クォン・スニョン無事だったら連絡が欲しい、お願い、無事でいて








クォン・スニョンAちゃん、会いたい









普段はふざけたことばかりしか言わないホシくん。


いつもと違う口調のメッセージに心臓のあたりが苦しくなった。




『気のせい、気のせいだから』




そう言い聞かせて私は病室に戻って再び眠りについた。

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