#欅坂46 -3- (ページ5)

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zip！春フェスページ5

Aside

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『待って…！』

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zip 春フェスの出番を終え、

楽屋に戻る時

楽屋の方向へは歩かずに1人違う方へ向かう今泉の背中を見かけた

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あれから平手への当たりは強くないみたいで
平手本人からもありがとうと言われたが

収まった事実に1人で安心していた

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『ねぇ、』

今泉「着いてこないで」

『そっち楽屋じゃないけど』

今泉「知ってるよ…」

今にも泣きそうなのは知ってる

顔を見なくても声でわかる

『…どこ行くの…、

てか、最近なんか悩んでるよね』

今泉「…、

なんで私に話しかけるの…？」

『…え、？』

今泉「…私は…

Aに酷いこと言ったのに…

なんでそんな気にかけてくれるの？」

『…』

ってことは、

助けて欲しかったってことになる

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『…もし私が酷いこと言われて傷ついたなら

その感情より、

多分、今泉は苦しんでるよ。』

今泉「…私が悩んでるなんて…

気付いてくれたのはAだけ。

色々さ、ピックアップされてるメンバーが

大変だとか、重圧だとか言うけど…

私だって苦しんでるよ…？

出たいのに前に出れない追い詰められた感情

自分の目指してるものと違う葛藤…

でも、誰も気付かない」

『…私から見たら十分輝いてるけど、

今泉自身はまだまだだってこと…？』

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肩を落として俯いたかと思えば泣き始めた

そんな今泉に近づく

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今は時間を忘れて

泣いて欲しい

隣にいることしか出来ないし

話を聞くことしか出来ない

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楽屋にも無理に戻らなくていい

スッキリするまでここに居ればいい