【テニプリ】恋の激ダサ短編集

四天宝寺と家族になろうよ：★ ページ32

【一氏ユウジの場合】

「えーほな、いかせて貰いますわ」
「なになに」
「ショートコント、プロポーズ」
「え？」
「うぉぉ、Aにプロポーズするん緊張するわぁ」
「……んん？」
「指輪も買ってもうたし、ほな早速言ってみよか！」
「一人芝居！？その小道具は本物なの！？」

(笑いのニューウェーブ)


【忍足謙也の場合】

「ちょお車止めるな」
「どうかした？」

「……あんな、Aに言いたいことあってん。おれ、と…………ちょ、ラジオうっさいわ。エンジン切るで」
「え、うん」

「ゴホンッ。……そんでな、俺と…………アカン暑い！窓開けるで！」
「う、うん」

「ええっと、だから、俺と…………うわ虫入って来おった！ああもうやかましい！お前に！俺の名字！やるっちゅー話や！！」
「脈絡w」

(締まらないのが堪らない)


【石田銀の場合】

「住職やらせてもろうとる」
「うん、知ってるよ」

「Aは、クリスチャンやったな」
「……うん」
「それでかまへんのなら、共にここで暮らして欲しい」
「……それは」
「伴侶としてという事や」

(108パターンのうちの１つ)


【財前光の場合】

「晩ご飯作っといたで」
「え、ありが……カップ麺！？」
「財産叩いてもうたからしばらくはカップ麺生活な」
「ええ……何に使ったの」

「ほんま、まんまとたっかい指輪買わされたで。一生の記念とか店員がやかましいこと抜かしとったわ」

「え……それ、ええ！？」

「プハッ……カップ麺は冗談や、ちゃんとフレンチも予約しとる。貯金すら出来ん夫とかアホやろ」

(能ある鷹爪出しちゃう)


【千歳千里の場合】

「んーー……」
「どうしたの？」
「いや、俺はタキシードよか袴のが良いばってん、Aにはウェディングドレスの方がむぞらしかけんどぎゃんしよか迷っとる」

「そっかぁ……」

「……！」
「……」

「…………今俺なん口走ったと？」
「……うーん」

「…………テイク２。A、今から言う事を」
「もう遅いよ！」

(自由人の大失態)


【遠山金太郎の場合】

「アカンわー」
「ん？どうしたの」
「いやな、役所の姉ちゃんが言っとったこと全部忘れてしもうて」
「ええ……どういう内容？」

「この紙なんやけどな、Aのハンコも必要らしくてなー」

(愛すべき馬鹿)


【白石蔵ノ介の場合】

「大事な話、してもええか？」

(既出……！)


四天宝寺と家族になろうよ


言ったもん勝ちや！

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