怪物の夢を見る�Α�zm） ページ36
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「……つき、嘘つき！嘘つきぃ……っ！殺さないって、約束したくせに……！！」
枯れていたはずの涙がまた溢れてくる。
生け贄のように捧げられても、その上理不尽に憎まれていたって、私にはもう彼女しかいなかったのだ。
今、私が懸命にこの状況を耐える為の理由が、彼女しかいなかったのに。
それを奪われた。私の初めてと心の拠り所。その二つをこの男に……！
「なんや……、まだ抵抗する元気あるやん」
嬉しそうに呟くと、ゾムは掴んだ腕をそのまま引き寄せて、お互い抱きしめ合うような体勢になる。
「うっ……あぁッ！！」
ごちゅんっ、とただでさえ奥まで入っていたモノが、更に奥へと抉るように私の中を貫く。
今まで届いた事のない所への刺激に頭がおかしくなりそうだった。
先端を子宮口に擦り付けるように、円を描くように押しつけられてから、また私の腰を掴み上げて律動させていく。まるで道具みたいな扱いだ。ないとは思いたいけど、このまま子宮の中にまで侵入してしまいそうで、怖くて堪らない。
「ほら、頑張って俺の子孕まな。なんかの間違いで殺してしまうかもしれんで」
「ッ……な、にそれ……聞いてない。そんなの、ンッ……聞いて、な……ぁ、っ」
「そりゃそうやろ。今思いついてん」
ああ、この男はどうあっても私を手離す気がないのか。ずっとこうやって脅されて生きていくんだ。
生暖かい白濁の液体が最奥に注がれるのを感じながら、何もかも諦めた私は、今度こそ彼に凭れながら静かに目を閉じた。
この悪夢から醒める事は叶わない。
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作者名：最後の晩餐参加者各位
x他1人 | 作成日時：2020年11月23日 20時
