あの日、あの時、あの場所で Ⅱ【Reo】 (ページ5)

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涼太くんからの連絡は2週間後くらいに来た。

Ryotaこんにちは。明日、仕事終わった後もしよかったら飲みに行かない?

Aこんにちは。うん、楽しみにしてます!

時間や場所の連絡が来て
お店に向かうんだけどめちゃくちゃオシャレなバーで

この間買った花柄のスカート着てきてよかったなーなんて

涼「あ！Aちゃんこっち！こんばんは」

『こんばんは……』

涼「なんか働いてる時と雰囲気違うね、かわいい」

『そ、そうかな？ありがとう』

涼太くんにかわいいとか言われたら照れてしまって普通に無理なんですけど？

『こういうとこ一人じゃ来ることないから緊張する……ましてや隣に涼太くんとかもう今日わたし爆発してなくなりそう』

涼「いや、爆発て(笑)」

バーテンさんがめちゃくちゃオシャレなカクテル作ってくれて、なんか夢みたいな空間。

涼太くんとは先日あったライブの話とか地元の話とか、
同学年ということもあり結構盛り上がった。

そして恋愛の話になり……

涼「Aちゃんの話玲於から大体は聞いたんだけど、前の彼氏さんとかはもう……大丈夫？」

『えー玲於くんどこまで話したの？(笑)やっと吹っ切れたというか忘れつつあるよ』

涼「そっかそっか、玲於がだいぶAちゃんのこと気にしてたみたいだから」

『そうなの？申し訳ないな本当に』

気にしてくれてたのはちょっと嬉しい。

涼「今は気になってる人とかいないの？」

『気になってる人か……いるけど、気にならないようにしてるかなー』

涼「どういうこと(笑)気持ち抑えてるってこと？」

『うーん……そうだね、わたしなんかがダメだって思うから』

涼「好きになったらダメだって？」

『うん。友達以上を望んだらダメ』

友達でも十分すぎる。

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