あの日、あの時、あの場所で Ⅱ【Reo】 (ページ18)

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数日前まで暑かったのに気付けば秋。
玲於くんは映画も公開されたみたいだし、
GENEの新曲もリリースとあって忙しいみたい。

ここ何ヶ月もGENEのメンバーはお店に来ていなかったんだけど久々に隼くんが来た。

隼「Aちゃん、マスター久しぶりー！」

マ「いらっしゃい。いつものでいい？」

隼「お願いしまーす」

『隼くんご無沙汰です！』

隼「すごい久々だよね、元気だった？」

『うん。先月マスターは風邪引いたりしてたけどね』

隼「マスター大丈夫なの？」

マ「もう平気。はい、ブレンドコーヒー」

隼「あざーっす。誰かメンバー来た？」

『いや……前に隼くんが涼太くん連れてきた後に玲於くん来て、あれが多分2ヶ月前くらいだからそれ以来誰も来てなかったと思うよ。ね、マスター』

マ「うん。確か見てないな」

隼「最近忙しいからねー特にあの2人は」

『ね、忙しそう』

隼「連絡取ってる？」

『玲於くんとは一応……』

隼「そっかーAちゃん寂しがってたぞーって言っておくわ！」

『いや、そんなのいいよやめて(笑)』

隼「この店は癒やしだからねーマスターの淹れたコーヒー久々に飲めて嬉しい」

マ「そりゃどーも。隼くんみたいなお客さんがいるからこのお店はやめられないよ、売上関係なしに(笑)」

隼「俺らからしたらお客さん少ないのは好都合なんすけどね(笑)Aちゃんともゆっくりお話できるしー」

『わたしと話しに来てくれてるの？それは嬉しいな』

隼「あれ、ちょっとキュンと来た？」

『……ほんのちょっとだけした(笑)』

隼「ええーこういう時王子だったらもっとドキドキさせられるんだろうなー」

『王子ね(笑)』

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