あの日、あの時、あの場所で Ⅱ【Reo】 (ページ8)

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涼太くんと飲んだ次の日の夜

お店には思わぬ来客。

『いらっしゃいませ』

「ちっす」

『え！玲於くんだ……！本物ですか？』

「……本物(笑)」

『2ヶ月ちょっと振り？電話とかはしてましたけど』

「うん、俺いそがしーからね」

『お疲れ様です。いつものでいいですか？』

「ん。お願いしまーす」

『かしこまりました。マスター！お仕事です』

いつものようにカウンターに座る玲於くん。

「……で、何で敬語なの？」

『へ？……なんか緊張しちゃって……』

「なんで」

『ひ、久々だから』

「ふーん」

やっぱりスクリーンの中の玲於くん思い出しちゃって
ドキドキするとか言ったら馬鹿にされそう(笑)

『……元気だった？』

「は？昨日も電話したじゃん」

『そうだけど……夜電話くるとびっくりするからさ』

「じゃあこれからも抜き打ちでかけてやっから(笑)」

『やだなー(笑)あ、そういえばツアーお疲れ様でした』

「どうも。Aちゃんって俺らのライブ来たことあんの？」

『まだない！映像は見たことあるよ！いつか行ってみたい』

「じゃあ来年以降になると思うけど次のツアーだね」

『チケット取れるかなー』

「何言ってんの、友達なんだからそこは用意するでしょ」

『いくら友達でもそれは……まあチケット取れなかったらお願いするかもね(笑)』

玲於くんの踊ってるところいつか生で見てみたいな。

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