【呪術廻戦】呪術師様の反応集2!!

11000hit記念 【伏黒恵様】 ページ36

Aside

今日も図書室で、お気に入りの本を読む。
こうして図書室で本を読んでいると、あの時のことを思い出す。



〜数ヶ月前〜


A「あ〜、今日も私が担当か……」

私は図書委員。
一日一日交代で貸し出しの担当をしているのだか……

A「何で担当の子任務なのよ……!!」

最近担当の子が任務でいないという軽い事件が起きている。
だから約2週間ぐらい連続で担当を代わっているのだ。
他の子がやってくれても良いのにね……


まぁ今日も人なんて来るはずがなく、図書室は閉じられた。

その日の夜、凄い地震が起きた。震度6強の。
私はある事が不安で不安で仕方がなかった。

翌日の朝、真っ先に図書室へ向かう。

A「ああ、やっぱりか……」

地震の影響で本棚に仕舞われていた本が床にバラバラに落ちていたのだ。

私は本を本棚に戻し始める。
ただ、数え切れないほどの本が落ちていた。

一つ一つ本をしまっているその時、図書室の扉が開いた。

恵「すみません、本返したいんですけど……ッ」

A「ああ、ちょっと待ってね。」

こんな時にお客さんかっ!!

長い時間待たせる訳にも行かず、近くに落ちていた本を積み上げ、彼の元へ向かう。


返却の確認が終わり、直ぐに元いた場所へ戻る。
彼も本を戻し終えたようだ。すると彼は積み上げられた本を持ち、本棚に戻し始めたのだ。

A「え、ちょ!!」

恵「何です？場所違いました？」

A「いや、そうじゃなくて……
その仕事は私がやるから!!ね？」

恵「あのねぇ、こんな数一人で出来る訳ないでしょう。
……大丈夫です。ちゃんとできますから。」

彼もそう言ってくれてるしお言葉に甘えて

A「じゃあ……お願いしようかな。分からないとこあったら聞きに来てね〜」

恵「分かりました。」

彼は作業が素早く、一人でやるより確実に早く終わった。

A「終わった〜!!手伝ってくれてありがとね!!」

恵「いえいえ、大丈夫です。」

A「そういえば、君名前は？」

恵「伏黒恵です。貴方は？」

A「私はA!!よろしくね〜」

恵「よろしくお願いします。
じゃあ、俺は任務なので。」

A「そっか、頑張って!!
そうだ、私ここで恵の事待ってるね!!」

恵「は」

A「また生きて、ここで会おうね!!
じゃあまた!!」

前の約束。
彼が任務に行く時は、必ずこの約束をしてこの場所で待っているんだ。
そう、今も。生きて帰ってこられるように。
この場所で、彼の帰りを待ち続ける。

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