#132 溺愛? ページ15
煉獄は離れの方で精神統一していた。
要するに座禅。
冨岡もなぜか付き合わされていた。
あんまり都希にベタベタすると
ウザがられると、宇髄に言われたからだ。
夕食の後片付けを終え、
都希は居間で蜜璃とふたりで
買ってきた恋愛小説の話をしていた。
振袖火事の記事が載った本だ。
恋心を胸に溜め込んで死んでしまった
ひとりの乙女から始まった悲劇。
そこに蛇柱の伊黒小芭内が来た。
「伊黒さーん!どうしましたか?」
蜜璃が手を振りながら言う。
「いや、その、甘露寺じゃなくて
そっちの…」
伊黒は都希に視線を向ける。
「私ですか?」
「あの、甘露寺と仲良くしてくれて
ありがとう。甘露寺が嬉しそうで
俺も嬉しい」
「そんなことないですよ。
私こそ、蜜璃ちゃんと仲良くしてもらって
嬉しいですから♡」
「私もー♡」
仲が良いふたりだった。
「では俺は煉獄に用があるからこれで。
邪魔したな」
伊黒の後ろ姿を見送って、
都希が蜜璃に話しかける。
「伊黒さんってミステリアスねー。
蜜璃ちゃん、大変じゃない?」
「大丈夫よー。
あれでも、ものすんごーーく、優しいの♡
いくら食べても怒らないしー♡」
蜜璃と伊黒は恋人同士。
ラブラブカップルだ。
「きゃあ、毒気に当てられたわー♡」
「そういう都希ちゃんだって、
煉獄のお兄様に溺愛されてるじゃなーい♡」
「あれ、溺愛って言うのかな…?」
さっきはくしゃみしただけで
羽織貸してくれたし、
男性隊員と話してるだけで、
その隊員を焼き殺しそうな目で見るし、
隙あれば軽いキスするし、
溺愛かなぁ?
甘やかされてるのは
わかるけど……
んー、でも炭治郎くんと善逸くんと
伊之助くんとなら話してても怒らないのよね。
やっぱり後輩は可愛いのかな?
私もあの子たちは
可愛いから好き♡
自分が溺愛されてのに少し
疑問を持ってる都希であった。
♪───O(≧∇≦)O────♪
溺愛以外の何だと言うのだろう(笑)
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。 - おもしろいです。 (2021年5月31日 14時) (レス) id: 2255c1cdbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/mienya-suzume/entry-12674115539.html
作成日時:2021年5月26日 7時