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#501 令和の時代の ページ9

帝国ホテルのエントランスにある
ソファーで、
煉獄に肩を抱きしめられた状態で
都希は戸惑っていた。

(え?え?
私がタイムくんと話していただけなのに、
それにヤキモチ焼いてるの?)

タイムとは日本人の血を引くアトランティス人で
おそらく隔世遺伝で日本人のような
黒髪の青年だった。
曽祖父の言葉の日本語を話せるので、
通訳としてアトランティス人と日本人の
会談について来てくれていた。

「あの、杏寿郎さん」

都希が遠慮がちにお願いした。

「ここは人が見てるから、
肩の手を離して?」

「あ!
ああ、すまない!
つい、我を忘れてしまっていた!」

煉獄はぱっ!と手を離して、
十センチほど都希から離れた。

「あの、杏寿郎さん。
杏寿郎さんが不快な思いしたなら
ごめんなさい」

都希は素直に謝った。

「いや!!
俺も大人げなかった!!
すまない!!」

誤り合うふたり。

「それで私がタイムさんに親しげだったのって…」

都希は口籠った。

(都希が口籠るなんて珍しいな?)

煉獄が首を傾げた。

「私がいた令和の時代、私はキメツ学園と言う
学校の高校三年生だったの」

「高校?
高等学校のことか?」

「そう、この時代は高等学校って言うのね。
そこでの同じクラスのクラスメイトに、
北村泰夢(たいむ)くんと言う、
同姓同名の、姿もほとんど変わらない人がいるの」

「高等学校で男女が同じクラスに
いるのか!?」

「え?大正は違うの?」

「この時代は男女共学は小学校だけだ。
その後は男女別々なんだ」

「厳しい世界ねー。
それでね、その泰夢くんに、
さっき会ったタイムくんがそっくりで…
とても懐かしくなって嬉しくて…
つい、親しげに話しかけてしまったの」

「そうだったのか…」

「ついでに従者と言っていたタケシさんも
三洋武くんって名前で
やっぱりクラスメイトなの。
髪は黒髪だけど」

♪───O(≧∇≦)O────♪

都希ちゃんは懐かしさのあまり
彼に親しげに話しかけていました。

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4月11日の20時、
#502 我慢する!
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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations  
作成日時:2022年4月4日 19時

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