#507 洗いっこ ページ15
「あの、都希」
「なぁに、杏寿郎さん?」
「新婚旅行の時、お互い恥ずかしくて
出来なかったことだが…」
煉獄が話し出したので、
都希はうつ伏せから起き上がって
ベッドに腰掛けた。
「はい」
(なにか言いにくいことなのかな?)
「風呂で体の洗いっこしないか!!」
「はいいぃ!?」
なんだか大声で言いあっていた(笑)
「この部屋の風呂も大きいから
ふたりで入っても支障無いだろう!?」
「うーん、今も、ものすごく恥ずかしいけど…
家に帰ると炭治郎くんたちがいるから
一緒に入れるのは今日くらいよね」
都希は間をもたせて答えた。
「それでは!」
「いいわよ♡」
「では、早速、先に風呂に入ってる!」
煉獄はダッシュで風呂場に走って行った。
それを見ながら都希は、
「そんなに洗いっこがしたかったのかな?」
都希は、なんだか微笑ましくて、クスッと
笑ってしまった。
このスウィートルームのお風呂は
ひのき風呂。
すごくいい香りがする。
(いい香りのお風呂ねー♡)
そんなことを考えながら、
都希は先に入っている煉獄に声をかけた。
「お待たせ、杏寿郎さん」
すでに煉獄は風呂に備え付けの椅子に
座って待機していた。
ワクワク感が背中から感じられる(笑)
都希はさっき長い髪をお団子に結っていたので
そのまま、そして体には…
「やっぱりバスタオル巻いてるのか…」
煉獄は物凄くガッカリした。
「だって体が冷えるじゃないの。
じゃ、私が先に杏寿郎さんを洗ってあげるから♡
はい、髪から洗いますよー♡
お湯をかけますよー♡」
都希は慣れた様子で、風呂桶から手桶で
お湯をすくうと、煉獄の髪にお湯をかけて、
「はい、シャンプーしますよー♡」
手際よく、わしゃわしゃとシャンプーする
都希に、
「都希、うまいなー」
「そう?」
「それに気持ちいい!!」
♪───O(≧∇≦)O────♪
炭治郎くんたちがいないので
ふたりはイチャつき放題です♡
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次回の更新は
4月17日の20時、
#508 洗いっこ・二
の一話のみの更新です。
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations
作成日時:2022年4月4日 19時