#506 マッサージ ページ14
「都希」
「はい?」
煉獄に呼ばれ、普通に返事した都希だったが、
「俺を喜ばせるために要望を聞いて
くれてありがとう」
「いえ、私たち、もう夫婦なんだし、
このくらいは当たり前よ?」
「では、今度は俺が君を喜ばせて
あげよう」
「え?」
煉獄の唐突の言葉に都希はきょとんと
してしまった。
「君が俺にしてほしいことは
何だ?」
「え?
うーんと……」
都希は考えこんでしまった。
(杏寿郎さんにしてほしいこと…)
考えた末、絞り出した答えが、
「杏寿郎さん、マッサージとか
できる?」
「マッサージ?
それなら父上とか悲鳴嶼さんとかに
したことはあるが?」
「じゃ、十分だけでいいから
私にしてくれる?
最近、肩と背中がこってて。
あ、力は加減してね?」
「そんなことでいいのか?」
「うん。あ、終わったら
私がしてあげるね!」
(都希をマッサージ出来るなんて最高だ!
さらに終わったら俺にしてくれるって!?
もう、倒れてもいい!!)
いや、倒れたらダメだろう(笑)
「じゃ、その間にお風呂のお湯を溜めておくね!」
都希は肌襦袢のまま、ひらりと身をひるがえすと
風呂場のある方に行った。
そして帰ってくると、
「杏寿郎さん、早く!」
と、ベッドのあるところに煉獄の手を
引っ張って行った。
「と、都希、なんだか
大胆だな!」
煉獄は少しうろたえていた(笑)
ベッドのところに着くと、
都希はベッドに腰掛けると、
長い髪をお団子に結って、長襦袢のまま、
うつ伏せに寝た。
「それじゃ、お願いします!
お風呂のお湯が溜まるまでだから
十分ね!」
「あ、ああ…」
都希の大胆な行動に煉獄は呆気に
とられていた。
(俺の都希はこんなに大胆な
一面もあったのだな…
もう、大好きだ!!)
あくまでゾッコンラブな
煉獄であった(笑)
「では、始めるぞ?」
「お願いします!」
♪───O(≧∇≦)O────♪
煉獄さんは都希ちゃんに
ベタ惚れです♡
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次回の更新は
4月16日の20時、
#508 洗いっこ
の一話のみの更新です。
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations
作成日時:2022年4月4日 19時