緋炎と桜花 #33【煉獄杏寿郎】【鬼滅の刃】 (ページ7)

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#484 言葉が通じなくともページ7

(都希と言葉が通じなかったら…
俺は……)

煉獄は考えた。
そしてそれはそのまま言葉として紡がれる。

「もし、君と言葉が通じなくとも…」

煉獄は思ったことが口から出ているのを
気づいてないようだ。

「絶対、俺は君に惚れてる。
目と目で分かり合えたと思う。
君の瞳は美しすぎるから……」

じっと目を覗き込みながら、
そう言われた都希は、

(目力が強すぎる…！！
そして近いっ！！)

少し引いてしまった(笑)

「お、落ち着いて杏寿郎さん！」

都希はソファーのギリギリのところまで
下がっていた。

(でも美しいなんてさらっと
言えるなんて、欧米か！！)

都希は激しくツッコミを入れた。

「言葉が通じなくとも、
俺は君を愛してる、どんな運命でも！」

思いっきり、告白された。
そんなこと言われたらもう、
心臓はドキドキ、顔は真っ赤だ。

「わわわ、わかったわ！！
どうもありがとう！！
あの、少し離れましょう！」

ふたりの距離はあと僅かでキス出来そうな
感じだった。

「あの、炭治郎くんたちに見られると…」

都希がそう言って横を見ると、
じ〜〜〜っと、炭治郎、善逸、伊之助の
三人がふたりを見つめていた。

「きゃあ！！」

「あ、俺たちのことは気にしないでください！」
「ささ、続きをどうぞっ！」
「チューしないのか？」

「君たち、さっさと風呂に入ってこい！！」

煉獄にそう言われ、

「「「失礼しました！！」」」

三人は慌てて去って行った。

「では、邪魔者もいなくなったから、
続きを…」

「ダメよ！
私、これから晩御飯を作るから。
今日はご飯とつくねと味噌汁と
サラダと筍のお浸しね♡」

都希はひょいっと、煉獄をかわすと
ソファーから立ち上がり、
エプロンをすると台所に行ってしまった。

「かわすのが上手くなったな…」

煉獄は苦笑していた。
　
(今夜は休みの日だが…
抱いて寝てもいいんだよな？)

♪───Ｏ(≧∇≦)Ｏ────♪

もし言葉が通じなくとも、
ふたりは夫婦になっていたでしょう。

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3月24日の20時
#486 手を繋いでくれ！
の一話のみの更新です。