#482 出迎え ページ5
「ふーん……
もし、私がアトランティス人なら…
間違いなく、希望の女神のラルラルーアの
神官になってるわね!」
都希はひとりでふむふむと
頷いていた。
「彼女は、なんかこう、ゆるふわカールの
ロングの金髪の女性のイメージよね!
私は日本人だから
都希は本をパタンと閉めると。
「でも、まぁ、鬼にダメージを負わせる
ことが出来る神聖魔法を覚えるには
アトランティスの神々を信仰して神官に
ならないとダメなのかな?
木花咲耶姫を裏切ることになるのかな?」
都希はう〜ん…と唸っていた。
そうしているうちに、一時間が過ぎて、
しのぶが都希を迎えに来てくれた。
「都希さん、そろそろ帰りますよ」
「はい!」
都希はその『アトランティスの神々』の
本を借りて、しのぶに煉獄が待つ家まで
送ってもらった。
「しのぶさん、今日はありがとうございます!」
「いえいえ。また帝国図書館に行きましょうね」
「はい!」
都希はしのぶと別れて玄関の引き戸を開けて、
「ただいまー」
と言って入ると、
「都希!!」
奥から煉獄がダッシュで駆け寄ってきた。
「随分、遅いじゃないか!?
すごい勢いで言われて都希は固まってしまった(笑)
物凄く心配してくれているのが
感じられる。
なぜか、ほっこりとしてしまった都希であった。
だから、にっこりと微笑み、
「いえ、賀茂先生の授業は早く終わらせて
もらって、帝国図書館にしのぶさんと
行ってたの」
「帝国図書館!?」
「少し、調べ物があってね。
あの、賀茂先生に手紙の式神を飛ばしたいので
少し失礼するわね」
都希は自分に自動翻訳装置がついていることを
賀茂に伝えなくてはと…
164人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミーニャ x他1人 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations
作成日時:2022年3月21日 20時