#494 対面 ページ17
帝国ホテルに着いた煉獄、都希、光雄の
三人は、受付けを済ませると、
ホテルのスタッフが迎えに来た。
ホテルのスタッフに連れられて、
三人が向かったのは会議室と言うより
謁見室と言う感じの豪華な部屋だった。
大きな窓にふかふかの絨毯、
アンテークのソファーとテーブル。
三人が入ると、そこに座っていた
三人の男性が座っていた。
ひとりは白い法衣を着た六十代位の男性。
もうひとりは同じく少し違う法衣を着た
二十代半ば位の瞳が見えないほどの
瓶底メガネをかけた男性。
もいひとりは二十歳そこそこの、
西洋の騎士の様な格好をした男性。
腰には日本刀(?)が装備している。
ちなみに煉獄も日輪刀を装備している。
…これって銃刀法違反では!?
都希はその刀を装備している男性に
親近感を覚えた。
(あら、この人、日本人みたい……)
彼は日本人と同じ黒髪だった。
それもゆるい癖っ毛で、肩くらいまで
伸ばしている。
瞳は日本人と違い瑠璃色だったが、
どうも親近感がある。
すると、黒髪の男性は、
「お初にお目にかかる。
俺の名はタイム・キタムラと言う。
この会談の通訳をするために頼まれて来た」
これは日本語で語られた。
「通訳?」
「あんたが、異国の言葉を自動翻訳する能力の
ある巫女かもしれないが他の者は
アトランティス語はわからないだろうから
連れてこられた感じだ」
「キタムラって、日本の苗字みたい
ですけど?」
「俺のひいじいさんは日本人だ。
今から百年ほど前、日本に行った使節団の
ひとりだったひいばあさんが連れて帰ったんだ。
俺はアトランティス語と日本語で育ったから
どちらも話せるからここにいる」
都希とタイムが話し込んでいると、
後ろから何やら文句が来た。
「ああ、お客様をいつまで立たせるんだと、
文句を言われた。
とにかく、掛けてくれ」
そう言われて、六人は
三人掛けのソファーふたつにそれぞれ掛けた。
♪───O(≧∇≦)O────♪
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4月3日の20時、
#495 会談
の一話のみの更新です。
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作者名:ミーニャ x他1人 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations
作成日時:2022年3月21日 20時