#490 巫女装束 ページ13
「ん?
待ってください?」
光雄が何かに気がついたようだ。
そして都希に向き直ると、
「都希さん、着物より巫女装束の方が
よくありませんか?」
「巫女装束?」
都希が首を傾げた。
「貴女は桜野神社の
ここは正式な巫女装束で行った方が
いいんじゃないですか?」
「なるほど。
確かにそっちの方がいいかも
しれませんね」
「巫女装束!!
俺は都希の巫女装束を見たことが無い!!」
鼻息荒く(笑)煉獄が叫ぶ。
「確かに杏寿郎さんには
見せたことないわね」
「決まりだ!
巫女装束にしてくれ!!」
煉獄のお願いに、
「確かに、この時代の
巫女装束一式を頂いて、
タンスにしまっているけど、
それでいいかな?」
都希は、桜野神社で自分の素性を
煉獄に話した時、御神木の下でプロポーズされた。
その時に桜野神社の神主に巫女装束の
一式を頂いていた。
「巫女装束ならひとりで着れるし、
気持ちも引き締まるわね!
じゃ、それで行くわ!!」
都希は心が決まった。
「しかし、着物は買うぞ?」
煉獄の申し出に、
「え、いいわよ、買わなくても。
それに蝶屋敷の仕事もあるし…」
都希は遠慮するが、
「いや、買いたい時が買い時だと
思うのだ!
では、呉服屋に行くぞ!!」
煉獄は都希の手を引いて出て行こうと
するが、
「煉獄さん、呉服屋さんは少し遠いです。
都希さんを歩かせたく無いので、
馬車を呼びますから少し待っててください」
しのぶにこう言われ、
「ん?そうだな!
うむ、わかった!!」
素直に言うことを聞く煉獄であった。
タクシーはあるが、そんなに走ってない時代。
本当に今は便利な時代だ。
馬車がない人は徒歩だし。
♪───O(≧∇≦)O────♪
都希ちゃんは巫女装束を
着ることになりました。
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次回の更新は
3月30日の20時
#491 巫女装束・ニ
の一話のみの更新です。
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作者名:ミーニャ x他1人 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations
作成日時:2022年3月21日 20時