緋炎と桜花 #22【煉獄杏寿郎】【鬼滅の刃】

#319 継子にしたい三人 ページ7

まだそのことは、無限列車の中でしか
当人たちにしか言ってないのに
なぜお館様が知ってるのだろう。
煉獄の頭の中には【？】マークが浮いていた。
それを察したように、
耀哉が含み笑いをしながら言う。

「なぜ知っているのか不思議そうだが、
無限列車には隠が普通の乗客として
乗っていて、君たちの近くにいたのだよ」

「そうだったんですね！」

「継子にするなら三人と一緒に
寝泊まりするだろう。
だから広めの家を用意したんだ」

「しかし、お館様、俺はまだ都希に
炭治郎たち三人を継子にすると
相談してません！！」

「なに言ってるんですか、杏寿郎さん！
炭治郎くんたち三人なら一緒に寝泊まりするの、
私は大歓迎ですよ！！」

反対されると思った都希に
賛成され、驚いた煉獄であった。

「でも新婚だぞ？
あんなに父上と同居するの嫌がった
じゃないか」

「お父様と言うより、悪いんですけど、
煉獄家のふたりの家政婦さんたちと
同居が嫌だったんです！
なんか家事に色々ダメ出しされそうで！
嫁姑みたいで嫌だったんです！！」

都希は力説する。

「そうだったのか…」

「炭治郎くんたち三人なら弟が増えた
みたいで全然大丈夫です！
なんなら千寿郎くんも一緒に寝泊まり
していいですよ♡
ああ、パラダイスかも♡」

うっとりとする都希を見て、
煉獄は一抹の不安を抱いた。

そう、彼はは忘れていた。
都希が弟大好きブラコンだったと
いうことを。
炭治郎たち三人と千寿郎は都希に
弟認定されているということを。

また余計な嫉妬して都希を
困らせるだろうか…？

しかし、炭治郎たち三人は
継子にして育成したい。
たとえ炎の呼吸が受け継がれなくとも。

煉獄はジレンマに
陥っていた……

♪───Ｏ(≧∇≦)Ｏ────♪

都希ちゃん、姑のような煉獄家の
家政婦さんたちと同居が嫌ですが、
炭治郎たち三人と千寿郎と同居は
O Kです♡

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