緋炎と桜花 #2【煉獄杏寿郎】【鬼滅の刃】 (ページ5)

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#18 動揺しまくりページ5

「うふふ、動揺しまくりですよ。
別にあなたをどうこうしようなんて
思っていません」

真っ赤になって、わたわたしている都希に
しのぶは含み笑いをする。

「煉獄さんは凄く正義感の強い、
悪い人じゃないんですが、
どうも人の話をよく聞かないで
突っ走る傾向がありまして」

「あー、なにかそれ、わかりますー」

それには心当たりがある。

こちらの話を最後まで聞かないで
いきなりお姫様抱っこされて
ここに連れてこられたからだ。
そのあまりのスピードに目を回してしまった(^^;

「そういえば名乗ってませんでしたね。
私は胡蝶しのぶと申します」

「わあ、綺麗なお名前ですね。
漢字が脳内で一発変換出来ました。
私は…」

都希も自己紹介する。

「あなたこそ、綺麗な名前じゃないですか」

「いえいえ、よく名前負けしてるとか言われます」

思わず、ふたりで笑い合ってしまった。

「とりあえず、この毒消しの薬湯を
飲んでくださいね」

それは、ずももも～んと音が出そうな
見るからに苦そうな薬湯だった。

「りょ…良薬口に苦しっですよね！
頑張ります！！」

(ええい、女は度胸！！)

都希は思い切って薬湯を飲んだ。
その時、アオイが入って来た。

「すみません、女性隊士のワイシャツ今全部
洗濯してて、とりあえず、男性隊士の
小さいので間に合わせてください！
それとサラシです！」

「お手数かけまして、ありがとうございます」

都希はふたりに深々と礼をした。

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