1つの可能性 ページ17
次元「そういやお前さん…
昔スペインにいたことがあるって言ってたな」
「ん?……あぁ、泥棒した時に言ったかもね」
次元「スペインに何しに行ってたんだ」
次元がそれを聞く意味がわからなかった
別に隠してることはないAは普通に答えた
「宝石の加工の勉強
父さんはすごく反対したけどね
アメリカじゃダメなのかーって……
あと、すごく小さい時に……」
そう言うと次元は、Aの肩を掴んだ
「わっ……なに?」
次元「なんで止められたんだ…親父さんに」
帽子の鍔から瞳を覗かせ、Aを見る
「や、わからない…
でもなんか父さんすごく慎重で……」
次元「……こいつは、どこで手に入れた」
次元は自らの胸ポケットから、渡したルビーを取り出す
「物心ついた時から持ってた。……あれ、いつだろう」
首をかしげながら考える様子のAは、突然身体を縮めた
次元「おいっ」
「ッ……」
その手は頭を抑え、顔にしわがよった
思い返せばルビーの話をした時も、庭で話した時も、
Aは一瞬顔を顰めるようにしていた事を思い出す
ひとつの可能性が、次元の脳裏を過った
確証などなく、ただの空想の出来事
そもそも人間のできる技なのかもわからない
次元は躊躇ったが、ひとつ息を吐く
次元「レイェンダの、花畑」
その言葉に反応し、Aは大きく目を見開くと
次元の腕の中で意識を手放した
その出来事に次元は歯を食いしばる
Aをそっとベッドへ寝かせ布団をかけると
次元は勢いよく部屋を飛び出した
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作者です
お詫びに参りました、、、
物語を書いていて、一部掲載し忘れた箇所がありました。
追加されているので良ければ少し前の話をご覧下さい!
いつもご覧くださりありがとうございます!!
ゆるぅくお付き合いください♪
生への願い 【次元side】→←映る記憶 【主人公side】
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エレン(プロフ) - いちごだいふくさん» いちごだいふく様♪とっつあんの回を作りたいなですがなかなか難しい…執念はさすがすぎますね笑 (2019年11月22日 14時) (レス) id: cd79ee8b93 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく - 銭形さん…相変わらず執念が凄いな…流石ですわぁw (2019年11月21日 13時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
エレン(プロフ) - マリイさん» マリイさんはじめまして!次元かっこいいですよねぇ…… (2019年11月17日 18時) (レス) id: cd79ee8b93 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ルパン三世の中では次元が1番大好き 初恋相手です (2019年11月17日 14時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
エレン(プロフ) - リオさん» リオさん!続編も見に来てくださってありがとうございます!ゆるぅくお付き合い下さい! (2019年10月23日 0時) (レス) id: cd79ee8b93 (このIDを非表示/違反報告)
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