光(無惨視点) ページ11
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俺は今すこぶる機嫌が良い。
つまり絶好調だ。
その訳は、今俺の隣に眠っているAが可愛すぎるという事だ。
いつも通りAが今日も朝から、俺の話し相手になってくれていた。Aは俺と違い喜怒哀楽が激しい。表情が豊かだ。そして俺に見せる全ての表情が愛おしい。
愛おしいから口付けをしてしまうのだ。
その度にAは顔を赤くさせて、少し潤んだ目で俺を睨んでくる。そうして『もう、無惨!』(脳内再生)なんて、大して嫌でも無いだろうに、だが怒った様に言ってくる。それが堪らなく愛らしい。
『…んん…、ん、?むざん、がいる。』
どうやら起こしてしまったようだ。Aと俺は先程まで呑気に昼寝をしていた。正直する事が無いのでもう昼寝は俺とAの習慣になっている。
「当たり前だろう、ここは私の部屋だからな。」
『…それもそうだねえ。』
舌っ足らず!何と尊い!
俺はAの事になるとつい暴走してしまう。
俺の体が弱くなければ、毎日でもこの細い体を暴いて抱き潰してやりたい。そう思ってしまうくらいには俺はAにどんどん堕ちて行っている。
「まだ寝ているといい。」
そう言って頭を撫でてやると、Aはフニャリと笑ってまた寝息を立て始めた。
あぁ、A。
お前の笑顔はまさに俺にとっての光そのものだ。
太陽の光など碌に浴びた事も無いから分からない。だがきっとAのような心地良さだろう、陽の光というのは。
俺はもう一度Aの艶の入った黒髪を撫でる。
愛おしい俺の光。
俺の太陽。
どうかずっと俺を照らし続けていてくれ。
それだけで、良いのだ。
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ありがとうございます!(本編じゃないです)→←あまーい雰囲気
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みーな - マジレスのようになってしまうのですが、平安時代の女性は一般的には他の男性に顔を見られたらその人と結婚しなければならないそうです。あまり物語が時代と一致してないように感じました。でもとても内容が面白かったです!きつい言い方になっていたらすみません、、、 (2020年5月29日 22時) (レス) id: ad46730e86 (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - すっごく好きなので更新お願いします!一つ聞きたいのですが、この話は完結しませんよね?しつこいようですが、もし、完結してないのでしたら更新お願いします!楽しみにしていますよ (2020年4月15日 14時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
イツキ - こういうお話すごーく好きです。応援しています! (2020年2月28日 22時) (レス) id: a90c8d5aa0 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - muitirou?さん» まずは見て下さってありがとうございます!そしてお気に入り登録ありがとうございます!沢山更新します!書き殴ります! (2020年2月15日 0時) (レス) id: 13b10a50cb (このIDを非表示/違反報告)
muitirou?(プロフ) - お気に入り登録しましたー!たくさん更新してくださーい! (2020年2月14日 23時) (レス) id: 2ddfbc574e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御薙(みなぎ) | 作成日時:2020年2月13日 23時