あたらしいページ。 ページ34
「「パパ〜!」」
「はいはい、パパだよ〜ん!お迎えに来ましたー!」
「おいコラ三好、人の子供にパパとか呼ばせんな!」
一「もー、つづるん怖い〜〜!」
綴「三好さんが悪いんでしょ!!」
明「ねぇねぇ、パパ!あけるのおかお描いて!」
駆「ボクも!かっこよく描いてね!」
一「りょー!おうち帰ったら描いてあげるねー♪」
「明〜、駆〜、パパっていうのはお父さん、ってことなんだぞ〜〜…」
あれから6年。相変わらず幸せだ。
双子も生まれ、今年で5歳。
名前は、明(あける)と駆(かける)。男女の双子だ。
元気に育ってくれて嬉しいが、最近三好さんがしょっちゅう遊びに来るせいか、三好ブーム(?)が来ていて困る。頼むから悪影響は与えないでくれよ……(主に言葉遣いとか。)
それから、
『あ、おかえりなさーい!』
家に帰ると出迎えてくれるのは、膨らんだお腹を撫でる俺の大事な奥さん。
駆「おかあさんただいま!」
明「あけるね、きょうもね、ようちえんでいいこにしてたよ!」
『偉いね〜〜!あ、今蹴った!2人のことおかえりーって言ってるのかもね!』
そう、俺たちにはまた新しい家族が増える。
一「今度は男の子かなー?女の子かなー?」
明「あける、いもうとがいい!」
駆「えー!おとうとだよ!いっしょにロボットであそぶんだ!」
双子の微笑ましい会話に、笑みがこぼれる。
いやー、我が子ってこんな可愛いんだな
弟たちの世話焼くのも、まぁ楽しかったけど我が子ともなるとこんなに違うものか。
そのうち、三好さんと絵を描き始める。
俺は、その様子をソファでニコニコ見ている彼女の横に座った。
綴「体調どう?」
『今日は調子いいみたい!気分悪くもならないし、よく動くんだよ〜〜』
お腹を撫でながら嬉しそうに話す顔は、相変わらず俺の好きな笑顔で。
そこからしばらく
もう散々弟たち面倒見て来たし、駆もいるし、今度は女の子がいいな。とか
生まれて来た子は名前なんにしようか、なんて他愛もない会話して。
ふと窓を見れば桜の木が見えて、俺は立ち上がって窓際に移った。
窓から入ってくる、春の匂いが満ちた気持ちのいい風を胸いっぱいに吸い込む。
あぁ、幸せだ。
そのあと生まれてくる子が元気な男の子だってことは、この時の俺はまだ知らない。 笑
.
103人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あめつん(プロフ) - bodycream0925さん» コメントありがとうございます!完結してだいぶ時間が経った今、こうしてコメントが届いたことをとても嬉しく思っています( ; ; )自分自身お気に入りの作品ですが、こうして読者様の声が届いたのは初めてで、とても胸がいっぱいです。本当にありがとうございます! (2018年12月17日 0時) (レス) id: ffed0010d9 (このIDを非表示/違反報告)
bodycream0925(プロフ) - 完結して半年経った作品に今更ではありますが、この作品を生み出した事、それを私達にも読めるよう公開して下さった事、本当にありがとうございます。文字数の関係でコメントが2つになる事をお許しください。 (2018年12月16日 3時) (レス) id: 387f8e25fc (このIDを非表示/違反報告)
bodycream0925(プロフ) - 推しの幸せなストーリーが読めて、幸せな気持ちになりました。気付いたら女の子の無自覚片想いにも応援してしまいました。 (2018年12月16日 3時) (レス) id: 387f8e25fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つん* | 作成日時:2018年3月28日 21時