しろねこ、ぎんぱつ 【坂田銀時】

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江戸時代といえば、もうひとつ。



『 そういえば、坂田さんの住んでたところに侍はいたんですか？ 』

「 いたっつーか、俺が侍･･･みたいな？ 」

『 え 』



わたしが想像してた侍は、ちょんまげ頭に肩のとんがった逆三角形みたいな袴で、腰に刀を差したござる口調の人。

目の前のこの人とは似ても似つかない。



『 ･･･鼻ほじるのやめてもらっていいですか 』



ソファにでろーんと横になり、テレビを見ているこの人が、侍？



『 それに、侍って刀のイメージなんですけど。
坂田さん木刀ですよね？ 』

「 あぁ、廃刀令で。
江戸っつってもガッツリ侍の時代ではないですね。どっちかっつーと真選組とか 」

『 新撰組！？
歴史で習いましたよ、土方歳三とか沖田総司とか！ 』

「 ･･･？俺が知ってんのはマヨ方マヨ四郎と沖田総悟ですけど。･･･あれ？総一郎くんだっけ？ 」



･･･誰。マヨ方マヨ四郎誰。



『 聞いたことないんですけどマヨ方さんって 』

「 土方十四郎、だよ。あぁ名前言うだけで胸糞悪ィ 」



どんな人達か、と聞けばチンピラ集団だと。

･･･あれ、真選組って警察じゃなかったっけ。



「 なんせ頭がストーカーだからな 」

『 スト･･･！？ 』



チンピラっつーか犯罪者じゃん！



「 すぐ脱ぐしな 」

『 うわうわうわ･･･ 』

「 人に害を与えるレベルのマヨラーだしな 」

『 それはちょっと･･･ 』

「 隙あらば上司の命狙ってるしな 」

『 やばくないですかそれ 』



いや、ほんとにやばくないですか真選組。割とマジで。



『 それだけ聞いてれば犯罪者集団じゃないですか･･･ 』

「 チンピラ警察って呼ばれてらァ 」

『 最悪じゃないですか 』



絶対やだよ、そんな警察に逮捕されるの。



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