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部屋から出てきたのは、大家の森本さん。
猫･･･というか坂田さんを保護することを許してくれた人。
普段からお世話になっていて、2番目のお母さんと言っても過言ではない。
「 ？･･･どうも 」
「 あらぁ、男前じゃないの 」
･･･あ、コレ完ッ全に勘違いされてるわ。
坂田さん小声で 誰このババア って言うから、脇腹をつねっておいた。
一応あなたお世話になってるんだから。
『 坂田さんが猫だったとき少しお世話になったんです。
適当に話合わせといてください！ 』
「 ･･･あぁ、なるほど 」
「 この子、すっごくいい子でしょ 」
『 森本さん、違ッ 』
「 そっすね。いい子です 」
『 え、 』
なんでこの人否定しないの！？
確かに適当に話合わせろとは言ったけど！！
「 でしょ〜？
でもたまにドジ踏むからね、気をつけといて！
この間の雨の日もね、滑って階段から落ちて青たん作ってたのよ 」
『 ちょっと！？ 』
「 ･･･ぶふっ、 」
笑うなや！と坂田さんの背中を叩く。
あの日は飲み会帰りで酔っ払ってたからだし！
「 あ、そういえば猫！どうなったの？ 」
そうだ、猫だ。
『 実は猫ちゃん、彼が引き取ってくれることになりまして 』
「 あらぁ、そうなの！ 」
「 はい。お世話になりました 」
「 いやいや、いいのよ！
ダンボール抱えて押しかけてくるもんだから何事かと思ったら猫でね 」
「 うちじゃペット禁止なんだけど、放っておけないじゃない？
だから、特別に許可したのよ。引き取り手が見つかったならよかった！ 」
なにせマシンガントーク。
坂田さん、ついていけてないよね。
「 大事にしますんで 」
「 Aちゃんのこともね！ 」
キャイキャイいう森本さん、わたしより乙女。
「 もちろんです 」
『 ･･･ハァ、 』
絶対坂田さん、この状況楽しんでる。ＳだＳ。
「 じゃあね、あたし今から出かけてくるから！ 」
『 あはは、お気をつけてー･･･ 』
THE・おばちゃんに圧倒されたわたしは、ふと我に返り坂田さんを引きずって部屋へと帰った。
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まかろに - あ,ありがとう生前にこんな素敵な作品を読ませてくれて (2022年5月3日 23時) (
レス) @page42 id: 96151534f5 (このIDを非表示/違反報告)
蘇羅蹤(プロフ) - 他の色々な作品と違い、キャラ崩壊が少なく面白いです！頑張ってください。 (2019年3月28日 12時) (レス) id: 7586ab9bf9 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - めっちゃ面白いです！ちょっと見ただけでどハマりしました！銀ちゃん可愛いぃぃぃぃ！！！続きが早く見たい！！ (2018年1月19日 1時) (レス) id: 90a9ae15b2 (このIDを非表示/違反報告)
雛罌粟 - すっっっっごいこの作品大好きですっっっっ！！！！応援してます！頑張ってくださいっっ！！！ (2018年1月13日 22時) (レス) id: ab7dcc8355 (このIDを非表示/違反報告)
セラ - この作品大大大大大好きです！！！ 応援します！がんばれ！ (2017年12月14日 6時) (レス) id: cf60114889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅぴこ | 作成日時：2017年10月6日 0時
