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平日は淳子とお風呂にはいって、帰宅が21時半を過ぎるとソファでブランケットにくるまって寝落ちしてることが多く、俺が部屋着を取りにいくついでに大毅を寝室に連れていくのがルーティン。
赤「ままっ みてみて」
黄「だいちゃんすごぉーい」
赤「いひひっ」
保育園で外遊びをたくさんした日、プールがあった日なんかはお風呂に入るまえからウトウトしてて風呂あがりにソファに座らせたらコロンってすぐ寝るけど、昨日から雨続きでずーっと室内遊びだったからか、21時半を過ぎてもまだ眠気もなくごきげん。それならば。
黄「ねえねえだいちゃん、ママとパパね、だいちゃんに聞きたいことがあんねんけど聞いてもいい？」
赤「う、いーよぉ」
黄「ありがとう。だいちゃんは何歳ですか？」
赤「にっ！はちあつでさんさいなる！」
青「あと２ヶ月したら大毅も３歳か…」
日々成長しているとは思ってたけどもう３歳か。
いや、まだ３歳なんだけど、早すぎて。
黄「らいおん組には１歳の子もおるやんか」
赤「おる！あかちゃん！」
黄「そうそう。だいちゃんはあかちゃん好き？」
赤「……」
ノリノリでおしゃべりしていた大毅が急に黙る。
おや？これは何か察したか…？
青「おーい、大毅〜？」
黄「だーいちゃーん？」
赤「………やっ」
青黄「えっ」
赤「あかちゃん、やっ！ないないなのぉ！」
黄「ごめんごめん、だいちゃんねんねしよ」
この話を終わらせたい大毅は淳子のくちをふさごうと小さいおててを伸ばして怒り泣きをはじめたから、こちらも諦めてあやしながら寝室に連れていく。20分ほどしてもどってきた淳子は苦笑いを浮かべていた。
青「あかん？」
黄「あかんわ」
青「大毅のやつ途中から明らかに勘づいてたよな」
黄「うん…だいきじゃあかんの？って言われたもん」
青「あははは、可愛いな」
黄「兄弟いたほうがたのしいと思うんやけどね〜」
青「本人がそれを望んでないからな…」
黄「まだ大毅も手が掛かるしとりあえず保留かなぁ」
保育園のせんせいから「だいきくんがしたの子の面倒見てくれました」なんて成長がみえるうれしい言葉をもらったから、そろそろいけるか？と思ったんだけどまだ早かったみたい。いうてもまだ２歳１０ヶ月。もうちょっとお兄さんになってから──なんて軽く考えていたけど大毅がかなり熱心なひとりっこ推進派だと知るのはもうちょっと先だけどわりとすぐのこと。
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作者名：26 | 作成日時：2022年4月26日 12時
