当番ですね＊バロside ページ16
バロside
夕飯当番の俺は仕事から帰り台所に立つ｡するとミウンが来た｡
ミウン｢あれ､バロヒョンいつの間に帰ってきてたんですか｣
｢さっき帰ってきた｣
俺の手元をチラチラと見るミウン｡…女だし料理くらい出来るのかな｡
｢暇なら手伝えよ｣
俺は無理矢理ミウンに手伝わせた｡
…手際悪っ!!おい指切るぞ!?こっちも気を配…今入れちゃ駄目だろ!!吹きこぼれたじゃねーか!!
…何故かカレーが出来た｡
｢おい…料理したことないだろ｣
ミウン｢は…ははは^^;｣
｢それで女かよ…｣
俺はぼそっと思った事を言ってしまった｡
ミウン｢え?｣
幸いミウンには聞こえていなかった様だ｡
｢何でもないよ…お前…!!｣
その時ミウンの指に血が滲み始めているのが目に入る｡
｢結局指切ってんじゃんか!!｣
本人は全く気付いていなかったらしく俺は救急箱を持ってきて消毒し絆創膏を貼ってやる｡
｢アイドルが怪我とか厳禁!!｣
女のくせに料理出来ないなんて｡本当変な奴｡
食事を終え片付け始めるとまたミウンが来た｡
ミウン｢手伝います!!｣
さっきのリベンジでもするつもりなのか気合いを入れ流しに立つ｡俺は洗われた皿を拭いていく｡まぁ洗う位出来るだろ…
ミウン｢あっ｣ ガシャンッ ｢あー…｣
皿を渡そうとし手を滑らせ落とし割る｡…皿洗いも出来ないとか…お嬢様か!?
ミウン｢ごっごめ…｣
｢俺が片付けるから…もう手伝わなくていいよ｣
俺は割れた皿を拾う｡目の前に水がポタッと落ちてきた｡上を向くとミウンが泣いていた｡
ミウン｢ごめ､なさ…っ…俺､役に…立ちたくて…っ…でも邪魔しかっ…出来なくて…｣
俺はフォローしたつもりだった｡でも俺の言葉はミウンの心に刺さってしまったのだ｡
｢…悪い､言い過ぎた｡邪魔だなんて思ってねーし､役に立ちたいって気持ち､伝わってるから｣
俺はミウンの頭を撫でた｡…真っ直ぐな女｡嫌いじゃない｡
ミウン｢バロヒョン…｣
｢後は俺に任せて､寝な｣
ミウンはこくりと頷くと部屋に戻った｡
あいつを見てると何故か無性に守ってやらなきゃと思えてくる｡
｢つっ!!｣
割れた皿の破片で指先を切ってしまう｡
どうしたんだ?俺は…
ミウンのことを考えると胸がチクリと痛む｡
…まさか､恋?
いや､あんな何にも出来ない奴に…
でも胸はどんどん高鳴っていく｡
｢ったく…調子狂うな…｣
指先から流れる血は溢れる気持ちと共に止まらなかった｡
ラッキーB1A4
サンドゥル
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ソンヨルlove(プロフ) - 更新頑張ってください応援してます(*^^*) (2012年12月28日 0時) (
レス) id: 8838fd5482 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - 美男ですねのココらへんのシーン好きです＾＾更新ガンバです！ (2012年12月10日 18時) (レス) id: 77b2311730 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 十字架きるとこねー!!ウインクするとこめっちゃにやけた笑 meがねw (2012年11月21日 7時) (レス) id: 84aa65f250 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - おもしろすぎて、みんなかっこよすぎて泣けますTT (2012年11月13日 17時) (レス) id: be3c1009e6 (このIDを非表示/違反報告)
もえきち(プロフ) - と〜ってもと〜っても面白くてきゅんきゅんしました!!美男<イケメン>ですねも好きだったのですごく面白いです!! (2012年11月13日 13時) (レス) id: c11d68fceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淵沢ミヨン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/24minan7/
作成日時：2012年11月11日 17時
