3年A組人質クラス3 (ページ9)

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人質１０７名ページ9

教室を見渡すとみんな好きな事をやっていて

トイレに行こうと教室を出るとちょうど紗良が里見に告白をしていた

『ｱｯすまん』

秋庭｢ちょっと紗良それは酷くない？ねえA、怜央｣

金沢｢ﾔｯ｡やや！私は遠くから見てるだけでおなかいっぱいになれるから！付き合うとか経済的にもキツいし｣

秋庭｢じゃあAは？｣

『え？私里見は好きだけど友達としてだな～』

秋庭｢あっそ。じゃ、遠慮無く｣

里見｢は？A助けろよ｣

『え、モテる男は辛いって奴っすか？
モテないやつへの当て付けかな？』

里見｢そんなんじゃねえよ｣

紗良と凛の視線が辛くなり

『両手に花なんだからいいじゃん！』

と言ってトイレに向かった

トイレの前に来るとﾊﾞｯﾀﾝｯと中から大きい音がして入るのを躊躇う

諏訪｢唯月です。

ですって言うのもなんか変だよね

あのさ、全部私のせいだから。正臣が捕まったのは全部私のせい。
だからごめんね。それとずっと気になってたことがあって…………｣

聞いちゃいけないと分かっていても気になってしまって。
気づいたら唯月の通話は終わっていて、愛華と話をしていた

やばいと思って足音を立てないようにその場から離れる

私も何か言わなきゃと、何もせずに美術準備室に入る

柊｢ノックぐらいしろ～｣

『ノックってなんですか？

ってか一颯ｸﾝ2階行かせて』

柊｢誰かに電話か？｣

『まあこんなとこー』

柊｢いいぞ
なるべく早く戻ってこいよ｣

『あざーっす』