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うつくしき人は寂として石像の如く ページ35

パソコンに向かって真剣な顔をしている金髪の女性に声をかける

『おっはよーお嬢さん』
「一体どこから!!!」

『私の異能力瞬間移動は知らない場所だろうが条件が一致すれば何処へでも移動できるの
有能でしょ〜?』

「何をしに来たッッ!!」

『広津柳浪はどこ?』

「私がお前に教えると思うのか」

『これなーんだ』
私の手には彼女の携帯

「それをどうするつもりだ」

『私の特技教えてあげるね』

彼女の携帯を開き広津さん電話をかける

『もしもし今どこだ』

「なッッ」

『今すぐ私の元にこい』

プツッ

『私の特技は人の声を真似ること』






コンコンッ


「失礼します」

「入るな!」
『やめろ…広津助けろ!!!』

樋口ちゃんの声でそう言えば樋口君!!と焦って入ってくる広津さん

『おはよう広津さん』

「遊びすぎです」

樋口ちゃんを人質に奪い樋口ちゃんの頭に拳銃を向ける

「何をする!!!」

『広津さんこの間この娘とデートしてたでしょ』

「見てたんですか?」

『私からの連絡は無視するのにこんな小娘とデートするんだって2日寝込んじゃったよネ』

「樋口くんがお父さんにあげる誕生日プレゼントを選ぶのを手伝っていたんです」

『へぇそうなの?』

樋口ちゃんに尋ねれば首を縦に振る

『ならいいや
返答次第ではポートマフィア潰してた』


「そんなことより太宰くん危ない状況ですがよろしいのでしょうか?」

『太宰…あー死なねぇかな』

「芥川くんが太宰くんを殺そうとしている」

「広津さんッッ」
『太宰が死んだら迎えに来るね
広津さん今度デートしよう♡』

広津さんの懐からタバコを1本ぱくり火をつけてから
私は太宰(包帯無駄遣い装置)の元へ飛んだ

・→←人を殺して死ねよとて



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作者名:Cuore | 作成日時:2020年5月22日 1時

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