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ぐぅううう
おっきいお腹の音が響き渡る

「空腹なのかい?少年」

ぐぅううううう
これは少年の腹からじゃなかった
太宰「奇遇だな。実は私もだ」
お前もか

「それじゃあ!」
「因みに財布は流されたようだ」

『太宰役立たずすぎるじゃん
少年。此奴に会ったら不運確定だよおめでとう』


「うわぁぁあ」
これは私が急に現れたから吃驚してるんだよね?
もしかしてますくだったりする?

『そんなに驚かなくても…
あ、太宰の財布は流れてたから拾ったよ
中は貰っといた』

ホイと投げると怒られた。拾ってもらえただけありがたいと思え

『2人ともお腹減ってるんでしょ
独歩()来たよ』

「こんな所におったか唐変木!!!!」

ほらと指をさす前に向こう岸から独歩が怒鳴る

「国木田くぅんご苦労さまぁ」

「何がご苦労さまだ苦労は全てお前のせいだこの 自 殺 マニア!お前はどれだけ俺の計画を乱せば気が済むのだ」

おーご立腹だぁー。

「おお。そうだ!彼は私の同僚なのだ
彼に奢ってもらえばいい」

「人の話を聞けよ!!!!!」
此方に来ればいいのに


『ねぇ君名前は?』

「中島…敦ですけど……」

中島…敦?え?

「では!ついてきた前敦くん
何が食べたい?」

「あのー。出来れば」『肉、寿司、肉なんでもいいよ肉でも』

「では、あのぉ…茶漬けが食べたいです」

えぇ。そこは高い肉だろ

「……ふふふふ、あっはははは…餓死寸前の少年が茶漬けを所望かぁ
いいよ!国木田くんに30杯くらい奢らせよう!」

『私の分も入れて40杯で』

「俺の金で太っ腹になるな太宰!!Aお前も何乗っかってるんだ!!!」

「うん?太宰…A?」

「ああ。私達の名だよ
私の名は太宰…太宰治だ」

かっこつけて言ってるから私自己紹介しにくいんだけど

『三島Aでぇーす

飯行こ』

・→←人生万事塞翁が虎



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作者名:Cuore | 作成日時:2020年5月22日 1時

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