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「や、やめなさぁーぃ
こ、こんなことしてなにになるー
きっと親御さんも泣いてるよ」

魔「なんだあんた!」

「ヒィィイごめんなさい」
ドンッと音がして尻もちを着いたのだと察したAは笑いを必死に堪えていた

声震えてるし棒読みだしひ弱そうだしおもしろい

魔「あんた探偵社の人間じゃないな」

「み、みみ、見ての通り、通りすがりの新聞配達です」

魔「新聞配達の人がなんの用だ?」

「いくら憎いからって人質とか爆弾とか良くないよ
生きていればきっといいことがある」

魔「いい事って?

だからいいことって何!?」

「ち、茶漬けが食える!茶漬けを腹一杯食える
天井があるところで寝られる。寝て起きたら朝が来る。当たり前のように朝が来る。
アットえっと、でも。爆発したらいい君にも僕にも朝は来ない
なぜなら死んじゃうから」

なんで笑わないのみんな?え、私吹き出しそうだよギリギリだよ死にそう

魔「そんなこと分かってる」

「ェェエエ工!?いやぁ、辞めた方がいいと思うけどなぁ
だって死んじゃったら死んじゃうんだよ『グフッ』
そりゃあ死にたくなることだってあると思うよ?でも辛くても生きてる人だって、、ほら!例えば僕!
家族も友達もいなくて孤児院さえ追い出され行く場所も生きる希望もない」

どうした敦少年。急に黙るなよ思い出し笑いしちゃうだろ

「あぁそうですよ!!確かに僕はあなたの言う通り取りたって長所もなく、誰が見ても社会のゴミだけどそんでもやけにならずに生きてるんだあああ」

なってるじゃんヤケに

「だかはそんな爆弾なんか捨てて一緒に仕事探そ『フフッ』」
新聞配達って仕事じゃないのか?


魔「いや僕別に仕事を探してるわけでは…」
谷崎ィィィ怯えるな



「いまだ国木田くん」
太宰の声がしてなんかいろんな衝撃音がしたので谷崎が死んだことだけはわかった



え、私もう目開けていい?起きていい?


ナオミちゃんの方を見るとバッテン作ってた

もう少し頑張るね私


がんばるから頑張るね

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作者名:Cuore | 作成日時:2020年5月22日 1時

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