戦力分断 ページ7
矛から凄まじい水流が溢れ出し、瞬く間に部屋が渦潮に呑まれる。
ドドドド…！！
犬夜叉「わぷッ！か、かごめーっ！」
鬼蜘蛛丸「わああっ！流れが速すぎて…！わーっ！」
義丸「どわーっ！」
重「兄貴達…かごめさーんっ！」
犬夜叉達は強力な水流に逆らえず空間から吹き飛ばされた。かごめと兵庫水軍の皆は、水面に押し上げられ、我に返ると、床に倒れていた。
鬼蜘蛛丸「うっ…、いかん！犬夜叉君達と引き離されたらしい。不味いな。かごめさん、太郎丸、大丈夫か？』
見ると、傍らに太郎丸を抱き締めたかごめが居る。怪我は無いらしい。しかし、ひたひたと足音がゆっくりと近付いてくる。躰を起こしながら振り向くと、水神が近付いてくる。目をギラつかせ、口から牙を覗かせる。背筋が凍り付いた。
義丸「やばい…！あの野郎この子を喰うつもりだ！如何する？俺達の武器は多分彼奴には効かねえ。逃げ道は塞がれただろうし…！』
かごめ「犬夜叉は多分社の外だと思います。助けに来てくれるまでも何とか逃げ回れれば。』
鬼蜘蛛丸「…っ！』
見ると、左ノ助が、燭台を掴んで背後から水神を殴ろうとしていた。震えているが、何とか鬼蜘蛛丸達を助けようとしているのだ。
間切「君、危ないっ！駄目だ！』
だが、水神は気づいていたらしく、腕を振り上げて左ノ助を突き飛ばした。その隙を見て、
かごめ「今だわ！』
かごめは破魔の矢を水神目掛けて放った。
バシュッ！
水神「無駄です。人間の武器など私には効きません！』
飛んできた矢を素手で掴み取る。が、
カッ！
バンッ！
水神「なっ…！馬鹿な…！破魔の矢だと…？！』
かごめの矢が水神の矢を掴んだ手を浄化して吹き飛ばしたのだ。傷口から触手が伸びている。
駆け寄った重と舳丸が左ノ助を抱え起こす。
舳丸「立てるか？逃げるぞ！』
鬼蜘蛛丸「兎に角身を隠すんだ。行くぞ！』
間切「は、はい！あれ？網問は何処だ？ま、まさかあいつ外に犬夜叉さん達と吹っ飛ばされて？！」
舳丸「彼奴なら心配無い。泳ぎなら叩き込んであるだろ！急ぐぞ！逃げるんだ！」
疾風「こっちだ！かごめちゃん、お前ら早く！』
かごめ「はい！二人とも行くわよ！」
太郎丸と左ノ助を抱き上げる。
義丸「かごめちゃん行くぜ！お前らも付いてこい！」
重「分かってます！」
ダダダダダ…！
大急ぎで走り出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ﾐｮｳｶﾞさんが血を吸って滋養のﾄﾞﾘﾝｸ？解毒剤にしてたやつかな？続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (
レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか？ (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(｀^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね？多分･･･！ (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みこち x他1人 | 作成日時：2020年5月6日 6時
