人間の犬夜叉 ページ44
水軍館では、夕暮れ近くになり、犬夜叉がそわそわし始めた。何故なら…、さくの日が今日だからだ。
犬夜叉「だ〜か〜ら〜！言う必要はねえって言ってんだろうが！確かに彼奴らには恩は有るし信用は出来るがな、出来るなら知られたくねえんだよ！」
かごめ「お願いよ犬夜叉、今回は聞き分けて！一緒に戦うって言ってくれた人達よ。やっぱり教えた方が良いわ。何かあったときに対策が取り辛くなるでしょ！」
義丸「如何したよかごめちゃん、賑やかだな。犬夜叉が如何したって？」
弥勒「犬夜叉、やはり伝えた方が懸命かと思いますがね。」
犬夜叉「だ〜もう！判ったよ！言えば良いんだろうが！」
外はもう日が沈みかけている。かごめ達は兵庫水軍の皆を集めると、客間に座った。
疾風「何だよかごめちゃん、伝えたい話があるって。」
弥勒「もう日が沈みます。皆さん、犬夜叉を良く見ていて下さい。」
やがて日が完全に沈んだ。すると、犬夜叉の姿が変わり始めた。髪は銀色から黒に、金色の瞳もだ。鋭い爪や牙、頭の犬の耳さえも消え、まるで人間そのものという姿に変わってしまった。
義丸「どうなってんだ…！？まるで人間みたいじゃねえか。」
鬼蜘蛛丸「これは一体…！犬夜叉、何が起きたんだ！」
犬夜叉「見たとおりだよ。俺が半妖なのは話しただろ。俺に限らず半妖はな、ある決まった時期を迎えると、妖力が限られた時間の間だけ完全に消えちまうんだ。俺の場合は新月。つまりさくの日の夜の間、次の日の朝日が昇るまではこうなるのさ。」
重「つまり、その間は人間と同じ状態だって事…？術も再生力も無くなるの？」
犬夜叉「ああ。勿論鉄砕牙も使えねえ。此奴は、元々俺の親父が、人間のお袋と半妖の俺を護るために作らせた刀でな。半妖の状態じゃねえと抜いても刀の力は引き出せねえんだ。だから風の傷も爆竜破も使えねえ。」
鬼蜘蛛丸「とんでもない弱点だな。もしその姿の時妖怪に襲われたら、或いは知られでもしたら…！それこそ一貫の終わりだ！だから話したく無かったんだね。心配無い。絶対に口外はしないよ。今夜は出ない方が良い。お頭、彼等に俺が着いてます。」
協栄丸「ああ。心配無いよ。必ず護る。」
その頃、乱太郎は学園に急いでいた。実は昼間、あることで土井先生をぶち切れさせてしまい、きり丸としんべえの3人で隣町まてお使いに行かされていたのだ。只、乱太郎だけは伊作に用事があるので、先に帰って来ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ﾐｮｳｶﾞさんが血を吸って滋養のﾄﾞﾘﾝｸ？解毒剤にしてたやつかな？続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (
レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか？ (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(｀^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね？多分･･･！ (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みこち x他1人 | 作成日時：2020年5月6日 6時
