水神の社への潜入 ページ5
太郎丸から聞いた話によると、生け贄は岬に運ばれた後、社から水神の家来達が迎えの船でやって来て社に連れて行き、中で水神に会って捧げられる(食い殺される)という。神輿の列が引き上げたのを見計らい、準備を済ませて小舟に乗り、生け贄を迎えに来た船が生け贄を乗せ、社に向かい始めた後を慎重に尾行していく。
(因みに、乗り込むのは犬夜叉一行と太郎丸、鬼蜘蛛丸、義丸、疾風、舳丸、重、網問、間切である。残りは万一を考え、町の皆を避難させるために町中に待機している)
やがて、水面の先に大きな社が見えてきた。雲母に跨がり進む珊瑚が、社の脇に繋がれた船を見て言う。
珊瑚「生け贄は、既に社に入ったようだね。』
鬼蜘蛛丸「此処からが問題だな。早く助けないと、替え玉だなんてばれたら、敵はあの子に何するか判らんぞ。』
太郎丸「…っ!いかん、彼処に門番が居る!隠れろ!見つかったら不味い!』
見ると、確かにご大層な門の前に、門番らしき二人組が槍を手に立っている。
犬夜叉「けっ、隠れてど―すんだよっ!見てな!』
バッ!跳躍して門番達に飛び掛かり、ドスバキッ!!瞬く間に伸してしまった。
鬼蜘蛛丸「無茶苦茶な奴だな。ばれたら如何するんだ全く…!頭が痛い。』
重「ヤケアトツムタケの奴等とやり合う時より厄介そうですね。仕事柄この手の潜入とかは慣れてますが。』
弥勒「行きますよ。此方に!』
門を跳ね開け、中に飛び込む。走りながら奥へと進む。直ぐに水神の配下達が向かって来た。
配下「貴様ら!此処は神域であるぞ!無礼な!』
配下2「今すぐにこの場から立ち去れ!』
配下3「退かぬなら叩き出すまでだ!』
犬夜叉「やかましい!退きやがれ。雑魚は邪魔だ!』
鬼蜘蛛丸「やあっ!』
義丸「そらっ!』
弥勒「はっ!』
次々に薙ぎ倒しながら走る。何と、倒れた配下達は鯉や沢蟹へと姿を変える。妖術で魚や蟹を人型にして操っているのだ。
疾風「此奴らは、皆鯉や沢蟹の化身だな。殺すまでもなかろう。倒せれば良い。』
舳丸「あっ!どうやら彼処が目当ての部屋らしいぞ!』
目の前に、煌びやかな装飾を施した扉が見えてきた。犬夜叉は爪で扉を切り裂いた。中へと飛び込んだ。中には、
鬼蜘蛛丸「っ!あれは…!』
太郎丸「左ノ助!』
何と、烏帽子に着物姿の細身の男が、生け贄の少年の頭を掴んで頭上に持ち上げていたのだ。恐らく替え玉だと気付き、見せしめにいたぶろうとしていたのだろう。
義丸「貴様!その子を離しやがれ!』
3人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ミョウガさんが血を吸って滋養のドリンク?解毒剤にしてたやつかな?続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか? (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(`^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります! (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね?多分・・・! (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年5月6日 6時