刺客は何処に ページ35
伊作「き、綺麗…!この人本当に悪い妖怪なの?!」
小平太「まさに絶世の美女だ!これがかごめ達が倒した偽物の天女様だと…!?」
留三郎「何処からどう見ても伝説に出て来る天女様そのものだ…!人を喰らうような化け物にはとても見えない!」
潮江「喰い殺した相手の力や姿を奪う力があるんだろ?この姿の天女様を喰ったからだな。力や術まで使えるなら、化けると言うより、成り変わるというべきだな。反則だぜ!俺らが相手した天女共なんか、此奴に比べたら吹けば飛ぶよな。」
犬夜叉「此奴か、妖怪の姿をちらとでも見掛けたら、直ぐに知らせてくれ。俺らは水軍館に居るから。」
話を付けた後、辺りを探るために学園を出た。だが…、
七宝「おい.何やら、さっきから同じ所をぐるぐる回っとらんか?」
かごめ「えっ?本当?七宝ちゃん。」
犬夜叉「俺もなんか変だとは思ってたんだよ。幾ら歩いても来た道が見えてこねえ。」
弥勒「どうやら足止めされたようです。ほら、先程目印に傷付けた木がまた見えました。これで3度目です。」
七宝「楽観視しとる場合か!明らかに妖怪の仕業じゃろう。早く抜けださんと!」
弥勒「落ち着きなさい。幸いそれ程複雑な結界ではないみたいです。かごめ様、周りの木立を集中して見て下さい。靄か歪みが空間に見える筈です。見えたら、直ぐに私に教えて下さい。」
かごめは、直ぐに辺りの木々に目を向ける。暫く観察すると、朽ちかけた大木の幹に、微かだが明らかな歪みが浮いていた。しかも、微かに蠢いている。
かごめ「あった!弥勒様、彼所よ!」
弥勒は頷くと、朽ち木の前に立ち、錫杖に念を込めて突き立てた。
弥勒「解!」
グニャ…!辺りの景色が歪むと、元の景色に戻った。
珊瑚「やった。でもおかしいね。閉じ込めたなら、何で襲い掛かって来ないんだ?さっきも今も。」
かごめ「まさか只の悪戯か冗談…、な訳無いわよね。やっぱり足止め…?何もされないとなると、却って不気味だわ。何が目的なのかしら。」
犬夜叉は、まさかという顔になると、表情を戻した。
犬夜叉「恐らく、何かの罠でも張って待ち構えてるんだな。急いで戻ろうぜ。学園の方からは、とりあえずは騒ぎらしい物音はしてねえ。大丈夫だろ。」
かごめ達は、水軍館に戻って来た。見た限りは特に異常は無さそうだった。
義丸「あ、かごめちゃん、皆もお帰り。今から丁度昼飯作るんだ。待っててくれ。」
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あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ミョウガさんが血を吸って滋養のドリンク?解毒剤にしてたやつかな?続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか? (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(`^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります! (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね?多分・・・! (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年5月6日 6時