桔梗とかごめ(3) ページ33
かごめ「その時手から凄い霊力を放って、そのせいで崖が崩れて、桔梗は崖下にそのまま転落していきました。その時は助からないと思ったんですが、生きていて、一度は犬夜叉を殺そうとしたんですが、その後に色々調べて、奈落の罠に嵌められた事実を知って、奈落を倒す術を探してます。時々は会うんですが、一緒には動いてくれなくて…。」
鬼蜘蛛丸「自分なりにけりを着けたいんだろう。本当なら苦しくて、恋人の力を借りたいだろうに。」
義丸「おい!空気を読めよ馬鹿。」
俯くかごめを指差す義丸。
鬼蜘蛛丸は慌てて口をつぐんだ。
―金楽寺―
金楽寺に繋がる石段を跳びながら駆け上がる犬夜叉を追う乱太郎と伊作。息が上がっている。
乱太郎「ちょっと、もう少し速度落として走って下さい!追い付けません!」
犬夜叉「お前らが桔梗が此処に居るはずだって言ったんだろ!早くしろって!」
伊作「無茶言わないでくれよ…、僕等は人間なんだ。君みたいに早くは走れないんだから。幾ら忍者の卵でも…、はあ、はあ…!」
呆れている犬夜叉を見ながら、何とか石段を上がり、金楽寺の境内に入る。其処に、先程の巫女の娘が声を掛けてきた。
桔梗「おや?お前達、如何した?何か忘れ物でも…、っ!犬夜叉…!やはりお前も来ていたのか。かごめもいるのか?」
犬夜叉「桔梗!やっぱりお前か!どうやってこっちに来たんだお前。俺達の世界とは違うだろ此処は!」
桔梗「来たときの状況は詳しくは判らん。いきなり光に飲まれてな、気付いたら此方の世界には居たのだ。だが、彼方此方を調べた結果、これが誰の仕業かは判った。」
犬夜叉「何だと?まさか奈落か?」
桔梗「違う。彼奴ではない。犬夜叉、お前達は前に、封じられていた偽物の天女を倒した事が有ろう。」
伊作「えっ?!偽物の天女?」
犬夜叉「かぐやの事か?彼奴なら、躰ごと吹き飛ばした後に弥勒の風穴で倒したぞ?生きてるわけがねえ。」
桔梗「話は最後まで聞け。実はな、かぐやは、封じ込められる前、魔照鏡(ましょうきょう)という鏡に自分の妖力を込めた分身を造り出して隠したらしいのだ。其奴が、かぐやが倒れた後に目覚め、四魂の玉の欠片を集めて異界の支配を企んでいるらしい。私達の世界の支配はかごめとお前達に阻まれたからな。お前達がバラバラに此方に呼ばれたのは、恐らくは奴の仕業だ。此方のあやかし達は人には姿を晒さない。此方ならお前達に気付かせずに妖怪の力を向けやすいと目論んでいるようだ。」
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あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ミョウガさんが血を吸って滋養のドリンク?解毒剤にしてたやつかな?続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか? (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(`^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります! (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね?多分・・・! (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年5月6日 6時