たたりもっけと小さな悪霊(5) ページ19
目が開ききったとき、たたりもっけは霊を地獄へ連れて行く…。協栄丸の言葉が頭をよぎる。
やがて、黒く焼けた家が見えてきた。霊力の結界に包まれている。
犬夜叉「此処だな。早く行きな！この結界はたたりもっけが作り出した結界だ。人間にしか潜る事は出来ねえ！」
かごめ「ありがとう犬夜叉！鬼蜘蛛丸さん、義丸さん行きましょう！」
部屋の中に居る真由。辺りは炎に包まれている。
真由「あたし…、こうやって死んだんだ。」
その時、真由の真下に崩れながら穴が空き、真由は引っ張られながら落ちそうになった。
真由「きゃあっ！」
鬼蜘蛛丸「真由ちゃんっ！掴まれっ！」
ガシッ。鬼蜘蛛丸が真由の腕を掴む。すぐ下には、業火が燃えており、中からたたりもっけが覗いたまま鎖を引いている。
地獄へ…、地獄へ来い…！
地の底から沸くような声で真由を呼ぶ。
かごめと義丸も、真由の腕を掴んで真由に呼び掛ける。
かごめ「真由ちゃん、帰ろう。お母さんと仲直りしなくちゃ。」
真由「如何して…、何であんた達此処までするの？」
義丸「ほっとけないからに決まってんだろ！このままだと、地獄に落っこちちまうぜ。良いのかよ！母さんに逢えないままそんなことになっちまっても。酷え苦しみを味わうところに落とされちまうんだぞ！」
貴様ら…邪魔をするな…！
真由「お母さん…、怒ってないかな…、あたしのしたこと…。」
鬼蜘蛛丸「大丈夫だよ。想い出してごらん。お母さんやさとる君と過ごしていた頃の事を。楽しかっただろう。」
鎖が再び引かれたとき、真由は叫んだ。
真由「あたし、帰りたい！もう一度お母さんに会って謝りたいよっ！」
ピシピシ…パキッ！
何と、鎖が弾けて切れたのだ。たたりもっけはそのまま地獄への穴と共に消えていった。辺りの火事の炎も消えてしまった。
何故鎖が切れたのかは判らない。
これがたたりもっけを切り離す唯一の術だったのか、
或いは、ぎりぎりで自分の本当の気持ちに気が付いた真由を見て、たたりもっけが彼女を解放してくれたのか…。
其れは、誰にも判らないだろう。
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あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ﾐｮｳｶﾞさんが血を吸って滋養のﾄﾞﾘﾝｸ？解毒剤にしてたやつかな？続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (
レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか？ (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(｀^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね？多分･･･！ (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち x他1人 | 作成日時：2020年5月6日 6時
